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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

2023年の盆休みはトラブル無し 

今年の盆休みは久々にトラブル無しでした、各社サーバー、パソコンなどの設置場所の温度管理を対応してくれたおかげと感謝しております。社内システム管理者にとって盆休みは日頃できない基幹システム、サーバー、WEBなど点検とドライバー類、BIOSの更新などリスクのある作業を行います。PC関連メーカーも8月上旬に更新情報をUPすることが多いようです。

8月16日、17日の新幹線は酷い混み具合でした。長時間止まっていたらトイレタンクはあふれないか、延着したら掃除のタイミングはどうするのか、特に高速で一日数千キロ走行するので点検はどうするのかなど仕事柄メンテンスについて心配してしまいます。いつものように高速道路も混雑してましたので故障などが無くてよかったです。

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※サーバーの再起動やシャットダウンのボタン(DELL社製)

話は変わりますが、最近のパソコン設定では「シャットダウン電源ON」と「再起動」は内容が違います。最近のパソコンは「高速スタートアップ」がONになっているので電源を入れたときには前回終了時の情報を元に高速で起動するようになっています。つまり前回不具合があるときにはその情報も保持したまま起動するので現象の解決にはなりません。不具合があるときは修正して全てをリフレッシュする再起動が解決に繋がります。SSDドライブ装着パソコンはその後一旦電源をOFFにして、通常通り電源を入れますいわゆるコールドブートを行います。たいていSSDドライブはファームウエアなどの更新時には一旦電源が切れるようになっています。業務用のサーバーは電源切る--しばらくして起動する機能を備えている事が多いようです。

Windows Copilot for Windows 11が発表されました

「Windows Copilot」が登場。Windowsに新AIアシスタントを統合についてニュース等で報道されています。AIがより身近に感じるようになるかも知れません。自動車では「エアコンの温度を下げて」と言えば機能します、しかし身近になりすぎて行動を伴うAI連携には不安も多くあります。この先Windows はどうなることやら・・・
最近面白いサイトが公開されました、タメ語を敬語に変換してくれる「3秒敬語」ですがビジネスマンにとっては新しいツールになりそうです。


AI Copilot Revealed for Windows 11 (Microsoft Build 2023)

連休の混雑が激しい

ゴールデンウィークは社内システム管理者にとって日頃できないサーバー、通信機器などの更新作業や清掃をオンサイトにてまとめて行う機会が多い時期です。4/30日の日曜日は高速道路もガラガラでスムーズに移動ができました。しかし5/3日は一般道路も含めて異常なほどの混雑で直ちに戻ってバス電車移動に変更しました。コロナ明けで一気に交通量が増えたようです。

2023年GW
2023年5月3日のニュース

中小企業ではオンプレミス環境でサーバー類を事務所内に設置しているケースがあります。機器は放置されていてホコリが溜まっていたり周囲にダンボール類が置かれたり放熱にも無関心です。私の保守先のサーバー類には更新と同時にハンディクリーナーなどを持って清掃に行きます。床がカーペットの会社は特にホコリが溜まります、本年の連休もお掃除おじさんとして熱暴走防止に努めます、経験上、真夏では無くエアコンの入っていないこの時期のしきい値越えによるサーバーシャットダウンが多いと感じています。一方最近のサーバーは放熱量が減っていますが、昔のシステム屋ですので例年通り清掃しに訪問します。
お掃除おじさん

ファームウエアアップデートを勧めない営業

大手のベンダーから高い費用をかけて導入したセキュリティ製品ではルーター、UTMサンドボックス、専用回線、ハブなど一式で更新します。それらを導入したときに保守体制や機器の取扱について説明を受けますがUTM本体以外は通常のYAMAHAのルーターであったりどこでも使用されている汎用品です。

ベンダー営業マンに汎用機器の「ファームウエアアップデート」について質問すると大抵「そのままで運用してください」の返事が返ってきます。後日ベンダー技術者に確認すると「更新したほうがいいですよ」と返事が返ってきます。現場の社内システム管理者は責任がありますので迷います。

RTX830
参考サイト/ひろたの備忘録 様:YAMAHA ルーター RTX830 設定ファイルをUSBメモリにバックアップします。
※Configファイル(設定ファイル)のバックアップを推奨します。

ファームウエアアップデート、ドラーバー更新、セキュリティ更新などは社内システム管理者の重要な業務です、答えは「なるべく更新した方がよい」です。汎用機器は多く普及しており問題点が発生するとファームウエアで対応します、セキュリティ問題も更新されることがあります。

先日ベンダー営業の言葉を鵜呑みにして頑なに更新しない社内システム管理者に遭遇し対応に苦慮しました。「昭和の営業マン」の言葉を鵜呑みにする典型的なタイプです、そのような管理者は自ら汎用機器のログや動作を確認して問い合わせ行動することができていないと思われます。そこでChatGPTに聞くと・・・

chatgpt

Q:YAMAHAのルーターのファームウエア更新はしたほうがいいですか

一般的に、ルーターのファームウェア更新はセキュリティや機能の向上のために推奨されます。ファームウェアはルーターのOSに相当し、定期的にアップデートされることで、セキュリティの脆弱性の修正や新しい機能の追加が行われます。

以下は、YAMAHAのルーターのファームウェア更新のメリットについての一般的な理由です:

セキュリティの向上: ファームウェアのアップデートにより、以前のバージョンのセキュリティの脆弱性が修正され、新たなセキュリティ対策が追加されることがあります。これにより、悪意のある攻撃やハッキングからルーターを保護し、ネットワークの安全性を向上させることができます。

機能の向上: ファームウェアのアップデートにより、新しい機能や改良された機能が追加されることがあります。これにより、より便利で使いやすい機能を利用できるようになったり、ネットワークの性能や信頼性が向上する場合があります。

互換性の向上: 新しいデバイスやネットワーク規格が登場すると、ファームウェアのアップデートが必要になることがあります。最新のファームウェアに更新することで、新しいデバイスやネットワーク規格との互換性を確保できるようになります。

ただし、ファームウェアのアップデートには注意点もあります。例えば、アップデートが失敗した場合にルーターが正常に動作しなくなる可能性があるため、十分なバックアップを取るなどの準備が必要です。また、正しいファームウェアを選択し、正しい手順に従ってアップデートを行う必要があります。

したがって、一般的にはセキュリティや機能の向上のために、YAMAHAのルーターのファームウェア更新を推奨しますが、注意点を守って行うようにしてください。YAMAHAの公式ウェブサイトやカスタマーサポートにお問い合わせいただくか、公式のアップデート手順を参照してください。

・・・・・今はこの答えが正しいかどうか判断する能力が要求されています。もっともらしい回答ですので鵜呑みにしがちです。したがってChatGPTの登場で以前より詳細で正確な知識が要求されるようになりました。

新年度と社内システム管理者の資格

オフィス街では新人らしいフレッシュな方々を見かける季節になりました。お昼時には移動弁当店が並び、食堂は混雑し、コンビニにも長蛇の列ができます。これだけリモートワークが普及してもこの風景だけは今年も例年通りでした。
弁当売り
新たに会社の情報システム部門へ配属された方は覚えることが多くて苦労されると思います。これから社内、社外折衝を行うにあたっては基礎知識は押さえておく必要がありますので新人でしたら次の国家試験をお勧めします。

まずはITパスポート試験、この試験では業者への案件発注など社内システム管理者にとって最低限必要な知識を得ることができます。管理系の社員全員に取得させる会社もあります。次は情報セキュリティマネジメント試験、社内システム管理者の入口とも言える基礎知識です。最後にヘルプデスクに関わるとITILファンデーションが必要と思います、この試験も管理系の社員全員に取得させる会社があります。
試験

より一層ITリテラシーが必要な時代になりました、ChatGPTの登場でAIプロンプターなど新しい仕事が生まれ、一方ではヘルプデスクのいくつかの仕事が無くなります。終身雇用と言う言葉が聞かれなくなったこの激変の時代に新しくシステム部門に配属された方の奮闘を祈ります。

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