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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

テラステーション、リンクステーション(共有機器など)にアクセスできない

会社でよく使用されている共有機器にアクセスできないとの問い合わせを頂きます、原因は様々ですが機器メーカーのHPで確認して共有機器側の設定を正しくしてもクライアントPCが問題のケースがあります。中小企業の社内システム管理者はバックアップなどにコストパフォーマンスがいいのでNASがよく使用されています。

NAS Navigator2を使用してる場合
https://www.buffalo.jp/support/other/ts-1-2-2-no.html

共有機器は見えるが共有フォルダにアクセスできない(SMBの問題)
https://capacitor.jp/blog-entry-352.html

上記でも解決できない場合(匿名認証の問題)
Windows server 2022などサーバー系では初期値はSMBクライアントの匿名認証(ゲストアクセス)の設定は未構成ですので有効にします。

【手順】
ローカルグループポリシーエディターからLanmanワークステーションの「安全でないゲストログオンを有効にする」を設定します。

匿名認証

ローカルグループポリシーエディターを開く
gpedit.msc と検索ボックスまたはファイル名を指定して実行します。

匿名認証2

コンピュータの構成 ⇒ 管理用テンプレート ⇒ ネットワーク ⇒ Lanmanワークステーションを開き「安全でないゲストログオンを有効にする」を設定します。

テラステーション更新時にエラー表示(ファームウエア 4.60)

テラステーションのファームウエア 4.60 の更新においてNAS NAVIにエラー表示がされる現象が発生しています。いつもの手順で更新をすると機器によっては早いフェーズでエラー表示になります、このエラー表示のタイミングは機器によって違います。

テラステーション

内部的には正常にファームウエア更新が進んでおり、あわてて電源切ったり不要な操作をしないで5~10分程度待ちます、再起動したらデータにアクセスできるかどうか確認してファームウエアが4.60になっているかどうか確認して終了します。いつもより時間がかかりますので注意が必要です。

このような時期にエラー表示されるような更新プログラムの公開に怒りを覚えます。共有データなどで多くの法人で使用しているためしっかりしてほしいものです。

バッファロー TS3210D テラステーション ファームウエア 4.60

RAID構成のディスク交換 201509

社内システム管理者の仕事で頻度が高いのはハ-ドディスクの交換です。以前に比べると社内共有、クラウド共有などでデータ消失のリスクは低減しましたがOSのインストールから基幹システム構築まで行うと半日仕事になります。外注すればそれなりのコストがかかるのと細かな設定は社内管理者が対応する事になります。

小規模な事業所の多くではRAID構成のNASで情報共有しています。内部はHDDですので故障はします。HDDが故障しないと思うのは間違いでシステム管理者の多くは「消耗品」と考えています。

linkstation ディスク

さてデータ復旧会社に聞くとディスク交換で多いのが健康なディスクの交換によるデータ消失だそうです、そのようなミスを防ぐためサーバーではランプやRAIDントローラユーティリティ等でミスを防ぐようになっているのですがいざとなるとどれが交換ディスクか不安になるものです。RAID構成のディスク交換は時間に追われ交換前にバックアップをするにも週百ギガですと数時間なるので焦ってスキップして作業しないように何度も確認して「時間がかかっても手順通り」行いましょう。DELLやHPでは保証切れでも販売店、代理店などからは電話サポートが可能です。

ERRORランプ点灯時の液晶ディスプレイ表示(テラステーション)
(TS-HTGL/R5,TS-RHTGL/R5,TS-TGL/R5,HS-DHTGL/R5)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/12352/

ハードディスクの交換手順(TeraStation)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15387?moviefaq

リンクステーション エラーコード、インフォメーションコード
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/8367

ハードディスク交換手順(LinkStation RAID1 例.LS220D)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15514?moviefaq

LinkStation メール通知の設定方法(Gmail編)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15492?moviefaq

社内共有のアクセス権

マイクロソフトのOneDriveやグーグルドライブなどの普及によってクラウドでの社内共有を選択する企業が増えてきました。企業ですのでOffice365またはGoogle Appsの利用になります。先日ある経営者から「ファイルサーバーは高いし必要なくなるのではないか」と言われました。

Google のクラウド グループウェア

それぞれ一長一短あります、可用性に関してはクラウドが圧倒的に便利ですが運用管理においては社内ファイルサーバーに比べるとアカウント管理などに置いてはスピードが必要になります。各社の運用状況をみますと退職しているのにアクセス権が残っているケースがよくあります。総務の方はよくご存知と思いますが給与や評価の情報等は限られたアクセス権設定になります。

ある程度の規模の会社でしたら社内情報管理規定などでアクセス権設定基準を明確にして決裁手続きをリール化してリアルタイムに運用できる体制を作ります。社内システム管理者はそのルール作成時において一般的な設定ルール、できれば同業他社などの運用情報を参考にして提案します。例えば見積書の場合、ひな形は公開(社内)しても問題はありませんが単価などが入った提案状態の見積書は共有範囲は限られます。

社内共有の管理はシステム管理者にとってはバックアップを含め重要な業務です、ベネッセの事件ではアクセスログから漏洩原因が特定されました、管理者はアクセスログの収集、分析などの業務もあります。ベネッセの事件以降、それら管理を容易にする構築やツールの案件が増えています。最近感じることですが若い経営者ではあたりまえの機能ととらえるのですが年齢の高い経営者はActive Directory構築などのコストが高く感じるようです。

OneDriveの価格がGoogle Driveとほぼ同じ価格帯に

Windowsユーザーにとっては便利なOneDriveの有料部分の料金が9月からGoogle Driveと同じ価格になるようです。100GBで比べると現在はOneDriveは年間4,000円Google Driveは月額$1.99ですが9月からOneDriveは月額190円になります。Googleはドル建て、OneDriveは円建てですので為替によって若干の差がでます。

onedrive

その他にはDropbox、Apple iCloud等がありますが法人向けのプランなどの充実度合いから見るとやはりこの二つがいいと思います。時にビジネスではエクセルやワードが標準として使われています。監査や上場申請時にもエクセルやワードが標準になっています。

このようなクラウドシステムは社内システム管理にとっては情報漏洩防止がますます難しくなります。まずは個人アカウントでの社内システムからこのようなサービスの利用を禁止するかどうか、BOYDも含めた社内規定などの立案、作成する必要があります。日本では社内情報がダダ漏れの企業が多いようです。スキルのある社内システム管理者は可用性を考慮してさまざまな情報漏洩防止対策を提案するといいでしょう。

クラウドユーザーの獲得競争が激化しています。
ヤフーが「Yahoo!ボックス 容量無制限オプション」の提供を開始(2014/07/02)
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