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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

社内システム管理者の年末年始 2014

今年もあとわずかになりました。社内システム管理者は繁忙期と言ってもいいと思います。日頃できない大規模なメンテナンスが可能な場合もあります。特に中小企業で二重化していないシステムでは絶好の機会です。大抵の管理者は正月二日から出勤が多いようです。

システム管理者の仕事

システムエラーの約60%以上がシステム管理者が何らかの原因で発生すると言われています。管理者の一つのコマンド入力違いで重大なインシデントになってしまいます。しっかりメンテナンス準備をしてシステム停止などのリスクの低減に努めます。

室内サーバの分解清掃
事務所内のサーバはゴミが結構溜まります。
ディスクチェック、最適化など

端末のメンテナンス
壊れる前に定期的なメンテナンスは社内システム管理者の重要業務です。

ネットワーク機器のリセット、セキュリティアップデート、バックアップ
RAIDメンテナンスほか

と言う私はこのブログを書いていたらクライアントからターミナルサービスが停止したとの連絡が先ほど舞い込んできました。業務影響を最小化するために代替接続先を設定し明日は優先対応します。


社内システム管理者の仕事 2

ユーザーからの問い合わせをすべて記録する事がシステム管理の入り口とお話ししました。今回は記録の取り方を説明します。問い合わせは大きく分けて障害とサービス要求の2種類に分けます。障害は「ネットにつながらない」「社内共有が開かない」「パソコンが起動しない」など、サービス要求は「パスワードを忘れた」「設定方法がわからない」等です。わけのわからない問い合わせのためにその他を加えてもかまいません。システムに関する社内規定がない会社ではわけのわからない質問は結構あります。(部署違い、業務に関係ない事など)

サービスデスク


このように問い合わせを記録して解決までの進捗を管理することをITILではインシデント管理と言います。システム関連の問い合わせの窓口をサービスデスクと呼んでいます。この記録を分析すればどのシステムに問題があるかを特定でき、社内マニュアル作成・改訂にもピンポイントで対応できます。以前兼任管理者時代に記録を取り始めたのですが毎日数十件の問い合わせがありました。

社内システム管理者は日常業務をこなしながらサービスデスクの対応をします。開発も担当しているのでしたら負荷は最大になります。

Windows Updateができない 20131211

Windowas Updateに時間がかかる。ウインドウズアップデートが進まない。Windowas Updateができない。
Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する、

ステータス:未解決

XPロゴ

朝からXpパソコンが遅い、動かない等の問い合わせがありました。こちらでは昨晩から必死に直そうとしているのですがこれには苦戦しました。先ほど急に「直りました」との報告がありましたので、恐らくMicrosoftさんからサイレントモードで自動更新があったかも知れません。今日中には直るかも知れません。
直らない場合の緊急処置としてセキュリティセンターから「Windows Updateの更新をしない」にすることでCPUは解放されますがIEは使うと同じ現象が発生します。結局は KB2898785 の適用が早いようです。今なおMSブログの更新はありません。

XPパソコンでUpdateができない事例が発生しています。まだ解決出来ないようです.

日本 Microsoftさんのブログです。

12/11/2013 更新
~~~~~~~~~
本事象が、12 月公開分の IE の累積更新プログラム(KB2898785)の検出時においても発生するとの報告がございました。
なお、KB2898785 をインストール完了して頂く事によって事象が改善する事も確認されております。(※こちらは暫定対処策 1 に該当します。)
この事象につきましては、情報に更新があり次第、随時当該ブログでご案内させて頂きます。

日本マイクロソフトサポートブログへ


【20131214 07:45 追記】
修正パッチの自動更新が適用されます。これで解決でしょうか? 残念ですがKB2917500は違うようです。
Security Update for Windows XP and Windows Server 2003 (KB2917500)

Microsoft Security Essentialsを使っている場合、更新が出来ない場合があります。一旦削除して再インストールで修復できます。



【20131216 追記】
KB2917500は解決とは関係なかったです。修正パッチと思っていましたが下記の通りです。

フランスの認証局が不正なデジタル証明書を発行していた問題で、米MicrosoftはWindows XPとWindows Server 2003向けにも問題の証明書を失効させるための更新プログラムの提供を開始した。

 この問題ではフランスの政府系認証局ANSSI傘下の中間認証局が、「google.com」「.google.co.jp」などGoogle傘下のドメイン用に不正な証明書を発行していたことが判明した。こうした証明書は、なりすましやフィッシング詐欺、中間者攻撃などに利用される恐れがある。

 Microsoftは、Googleからの通報を受けて12月9日にセキュリティアドバイザリを公開した。Windowsが使っている証明書信頼リスト(CTL)を更新して問題の証明書を失効させる措置を取り、Windows Vista以降のWindowsについては自動更新を通じて更新プログラムを配信していた。ただ、この時点ではWindows XPとWindows Server 2003向けの更新プログラムは提供していなかった。

 その後、12月12日付けでセキュリティアドバイザリを改訂し、Windows XPとWindows Server 2003向けにも更新プログラムの提供を開始。更新プログラム管理ソフトウェアかMicrosoft Updateサービスの利用、または手動でのダウンロードによって、直ちに適用するよう呼び掛けている。この更新プログラムは、Vista以降のWindowsで証明書の自動更新ツールをインストールしていないユーザーも利用できる。



【20131217 22:00 追記】
こんな記事がありました。

2014年の4月8日をもってサポートの終了が決定しているWindows XPですが、世界シェアは約21%もあり、いまだに根強い人気を誇っています。そんなWindows XPにて「svchost.exe」のCPU使用率が100%になるバグが発見されており、ユーザーはもうすぐサポートが打ち切られるWindows XPに対してMicrosoftが修正対応するのか注目していましたが、Microsoftから正式にsvchost.exeのバグについて修正対応することが発表されています。

svchost.exeのCPU使用率が100%になるバグが発見されたのは、2013年9月のこと。ユーザーがWindows XP SP3がインストールされたPCにてWindows Updateを実行したところ、svchost.exeがCPU使用率を100%にしてしまうようになり、その後、多くのユーザーから同様のバグが報告されていました。

svchost.exeのバグに対して、WindowsおよびMicrosoft UpdateのプログラムマネージャーであるDoug Neal氏は「今までに寄せられた多くの報告を分析すると、今回のバグのうち多くは、Windows XP搭載でInternet Explorer 6、もしくはInternet Explorer 7を使用しているPCで発生しており、バグの原因がWindows Update Agentであったこともわかりました」と説明。

バグ発生後の2013年11月および12月のWindows Updateでは修正パッチが間に合わず、年明けの2014年1月にパッチを配布する予定であることも発表されており、バグが発生しているPCのユーザーは修正パッチの配布までもう少し待つ必要があります。

'[patchmanagement] SVCHOST and Windows Update' - MARC
http://marc.info/?l=patchmanagement&m=138696900324972

社内システム管理者の仕事 1

社内システム管理者は総務や経理を兼任しながら一人で担当する場合からシステム部としてチーム数十人規模の企業まで各社規模はさまざまです。中小企業などで1名から数名の社内システム管理者になりますと外部のサプライヤからひっきりなしの提案を受けます。アポイントの電話やセールスの対応をします。若い社内システム管理者にとっては業者の話は最新の情報が多く勉強になるので時間があれば聞いた方がいいでしょう。

キーボードイメージ

社内システム管理者になって、何から進めればいいのかわからない
社内システム管理者の一日のスケジュールはどのようにされてますか? 
社内システム管理者の適正人員はどれぐらいか? など多くの質問が寄せられます。

まずは、ユーザーからの問い合わせをすべて記録する事から始めます。受付時刻、ユーザー名、問い合わせ内容、状況、解決手法などを記載するのですがこのような事をITILではインシデント管理と呼ばれています。受け付けてから解決までの手順などが履歴として保存されて大きなデータベースになります。数名の管理者が在席している場合は情報を共有して未解決や未対応などを優先表示することでサービスの質の向上が図れます。この中で重要なことは「業務への影響を最小限にする」ことですが、よくユーザーから「原因」を聞かれるのですが業務の継続性を優先し原因の特定は時間に余裕のある時に行います。原因がわからないのに直せるのかと言われるかも知れませんが、再起動したら直る場合も有り原因がわからなくても直せるインシデントは結構あります。

社内システム管理者とシステム会社SE(PG)とどちらがいいですか?

先日、「企業の社内システム管理者とシステム会社のSEとどちらがいいですか?」との質問を受けました。今やシステム開発はアウトソーシングで一次受け、二次受け、孫請けと流れる仕組みで孫請けはインドなどの海外に委託されることもあります。業界は来年の消費税変更でPOSレジの連携や販売管理システム、生産管理システム、勘定系などのシステム変更に追われています。

管理者


システム会社のSEはシステム案件が定期的に受注できれば良いのですが、開発案件が無ければ社員の雇用継続は難しくなります。そのようなことから営業力や優良な顧客がないシステム開発会社では企業継続はできません。システム関連の学校を卒業予定の方は技術力を持っているかまたは開発から保守、できれば運用まで受託しているような会社を選択するべきでしょう。

社内システム管理者は社内からパソコンに詳しいからと言うことで配属されたり、総務や経理と兼任管理者になったりします、社内システム管理者はシステム開発会社への仕事の発注者になりますので悪い気持ちはしません。社内で予算をしっかり確保できる事ができれば社内システム管理部門は居心地が良いかもしれません。
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