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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

2015年4月のウインドウズアップデート

3月下旬から次期OSのWindows10の準備のためのWindows Updateがオプションで提供されました。Windows10の警告表示やプレビュー版などの削除などを円滑に行うためのものでした。またWindows Server 2003 R2においてもサポート終了のためかアップデートができないなどの問題も発生しています。
2003serverの問題の内容はこちら

今日のアップデートはサーバーおよびクライアントで問題なくできました。
Office関連もいくつかありました。

WUD150415_2012
Windows 2012 serverの場合


Windows 7 のアップデート事例(PCによって異なります)
悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2015 年 3 月 (KB890830)
Microsoft Office Compatibility Pack Service Pack 3 (KB2965210) のセキュリティ更新プログラム
Windows 7、Windows Vista、Windows Server 2008 x86 用 Microsoft .NET Framework 4.5、4.5.1、4.5.2 セキュリティ更新プログラム (KB3037581)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3045685)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3045999)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3046306)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3046269)
Windows 7 用 Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3038314)
Microsoft .NET Framework 3.5.1 のセキュリティ更新プログラム (Windows 7 SP1 x86 用) (KB3037574)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3042553)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3046482)

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Windows Updateの更新がうまく行かない方はこちら

過去のWindows Update 関連の記事はこちら(サーバー・クライアント)

モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました

「モバイルユーザビリティ上の問題が検出されました」と言うメールがグーグルからウェブマスターツールを利用しているWEBページ開発者に順次送信されています。4月21日からグーグルの検索ルールの変更が実施されます。ヤフージャパンも検索エンジンはグーグルを使用しているので検索結果への影響が懸念されます。

モバイルファースト

スマホではフラッシュなどが動作しないのでフラッシュページを利用しているページは検索結果が下がることになります。スマホやタブレットのユーザー増加に伴う処置のようです。ITコンサルタントとして先月から問題のあるページのクライアントへは順次連絡をしています。モバイルフレンドリーであるかどうかをテストするページがありますのでこちらで自社のページを調べてみたらいいと思います。


モバイルフレンドリーテスト

WEB制作会社はビジネスチャンスですが、これを機に自社開発でWordPress等への移行も検討されたらいいでしょう。WEBページの最近のトレンドはランディング型が増えてタップしやすいような設計になっています。余談ですが最近知人の会社が結構なコストをかけてHPをリニューアルしましたがモバイルフレンドリーではありませんでした。まだWEB制作会社でのモバイルフレンドリー対応の認知率は低いようです。

事務所にあるサーバーは空気清浄機では無い

サーバーではハードディスク、RAIDコントローラの故障などストレージ関連の故障が大半を占めます。社内システム管理者などが定期的に点検、メンテナンスしている会社では大きなトラブルになる前に対応が出来ますが、経営者が「システムは購入したら費用をかけない」と言うような考えの方の会社ではそうはいきません。

サーバー管理

ある会社から社内サーバーが動かないと言う連絡あり訪問してみると、フロントグリルにほこりが溜まって空気清浄機状態になっていました。原因は高熱によってハードディスクが故障したと思われます(RAID-5構成の内2本故障)。購入後は費用をかけない経営者はメーカーの延長保守なども契約していませんのでメーカーは部品提供してくれません、またSAS等のサーバー向けのハードディスクは国内手配が難しい時があります。修理期間と概算費用を見積もるとほとんどの方が日時がかかるのと費用が高額になるので驚かれます。

問題はサーバーがハードディスク故障で動かなくなった場合、RAID構成が全滅している状態ですのでデータ復旧と言う特殊なサービスを依頼することになります。専用の機器で数人がかりで昼夜を問わず復旧作業をしますがその費用は内容にもよりますが桁違いの費用がかかります。メーカー純正部品が無ければデータサルベージ後にRAIDコントローラボード入替、システムの再構築が必要になり購入元の開発会社へも緊急依頼することになります。

サーバーのメーカー保守は24時間365日受付、翌日出張対応、修理部品保証などがセットになっています。1年は無料ですが複数年は追加保証を購入します。せめて償却年数ぐらいは延長保守契約しておきたいです。「今から保守契約出来ないか」とこの会社から言われましたが、システム業界の保守契約は当初購入時からの継続が原則で途中からは受けるメーカーや開発会社は無いと伝えました。結局導入時の数倍の費用がかかってしまいました。

新年度

最近よく「研修生」という名札を付けて業務している新入社員と思われる方を見ると若い頃を思い出します。
今年はシステム業界にとっては昨年のWindows XP のリプレイスに次いでWindows Server 2003 R2のリプレイス、クラウド化、マイナンバーの導入などによりシステムエンジニアは売手市場になっています。大手では囲い込むように青田買いをしています。東京オリンピックへ向けてIT環境は大きく変化しそうです。

ネットワーク工事

社内システム管理者にとってはユーザーアカウントの管理、パソコンのキッティング、アクセス権の設定、社内ネットワークの変更、新人へのITリテラシーの教育など一番の繁忙期になります。最近はスマホやタブレットしか使っていなかった方が多いので企業で主力のWindows7パソコンの画面に指を当てる方もいますので教育は結構手間がかかります。

話は変わりますが社内LANにおいて問題の大半はLANケーブルが多かったように思います。最近のパソコンは大抵ギガビット対応ですが、中小企業のハブをみると100MBタイプが多いようです。LANケーブルやハブのリプレイスも検討しましょう。有線LANに求められるのは「高速性と信頼性」です。特にサーバー回りのハブはギガビット対応、ケーブルはCAT6A以上にすることで「高速性と信頼性」を手に入れる事ができます。
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