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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

年末年始の挨拶

社内システム管理者には各サプライヤがカレンダー等を持って年末の挨拶にきます。中にはついでに営業の提案をする会社もあり対応に時間がかかります。次年度のシステム関連予算の手配は済みましたでしょうか?

今年はWindows Server 2003 R2、去年はWindows XPのリプレイス、マイナンバー対応などがありました。次年度は食品関連会社では低減税率に対応するために生産管理、販売管理、勘定系システムの変更、マイナンバーの暗号化(サーバー負荷対応、DB更新、サーバー更新)、セキュリティ関連の予算を確保しなければなりません。

小規模サーバー

会社によっては予実差異について毎月報告する必要がありますので管理者には予算管理が重要な業務になります。サプライヤは予算を知りたがりますので社外秘扱いになります。この予算管理を繰り返すことで、様々な事前の対策(プロアクティブ)がコスト低減に寄与できることを学ぶことができます。大抵のシステム管理者は新年二日からの出勤が多いと思います、誰もいない社内で予算の再確認をする孤独な業務が待っています。

軽減税率が概要が決まったようです 20151214

社内システム管理者はシステムの利用部門の業務について精通する必要があります。今回の軽減税率導入では勘定系、生産管理、輸出入管理、販売管理などの含めすべてのシステムに影響があります、経営者からは「軽減税率に対応するのにいくらかかるのか」と言う問い合わせに答えを出さなくてはいけません。1人日当たりのSEさんやPGさんの単価は年々上がってきており、今回の様な税制改正は一斉に適用されるためシステム開発会社に「予約」を取っておくことが重要です。未だ軽減税率の詳細は決まっていませんが開発会社とは情報を共有しておくべきです。

海外の惣菜屋さん
【惣菜屋さん店内で食事すると10%でしょうか】

輸出入管理では使用されているインボイスの発行が義務づけられます。仕入において食品原料は8%ですが包材や食品以外の材料は10%になると思われます。販売時には商品は8%で販売しますので10%で仕入れた部分の税額を算出する必要があります。変更すべき帳票も数多くありますので概算費用は高額になると思われます。しかし一旦この仕組みを導入しますと将来の税率変更対応は運用上の問題のみになるとも思います。しかし低所得者向けといいながら食品関連の中小企業、零細個人企業には負担増以外の何者でもありません。税制はわかりやすく単純な方が加工が多い日本では国益と思うのですが。

2015年12月のウインドウズアップデート

2015 年 12 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
https://technet.microsoft.com/ja-JP/library/security/ms15-dec.aspx

Windows 7ではWindows 10 1511へのアップデートファイルのやり直し更新のためにアップデートのダウンロードに時間がかかりましたが問題無く適用できました。このアップデート版からWindows 10再インストール時にWindows 7,8のプロダクトキーが使用できるようになりました。Windows 10でHDDクラッシュ時には作業時間の短縮になります。法人向けではWindows 7 からWindows 10へのアップデート検証をしています。32bit版は検証が最終段階です。来年3月までのWindows 10へのバージョンアップ計画を作成しています。

Windows 7、8などでうまく行かない時(Microsoftのページ)
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Windows Updateの更新がうまく行かない方はこちら

「Windows 10のアップデートを表示しないようにする」にはこちら
http://ascii.jp/elem/000/001/015/1015320/

マイクロソフト、Windows 10への移行ソフトを改善
http://ascii.jp/elem/000/001/087/1087831/


【Windows 7 Pro 32bit】
悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2015 年 12 月 (KB890830)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3109103)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3108670)
Microsoft .NET Framework 3.5.1 のセキュリティ更新プログラム (Windows 7 SP1 x86 用) (KB3099862)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3108371)
Windows 7 用更新プログラム (KB3112148)
Windows 7 用 Internet Explorer 11 の累積的なセキュリティ更新プログラム (KB3104002)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3108669)
Microsoft Silverlight のセキュリティ更新プログラム (KB3106614)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3108381)
Windows 7 用セキュリティ更新プログラム (KB3109094)

保守料は保険みたいみたいな物

保守料について「適正額はいくらか」などの問い合わせを頂きます。答えがあって無いようなものですので返事に苦労します。システムではハードウエア保守、ソフトウエア保守、運用サポートなど様々なサービスがあります。

ネットワーク工事

ハードウエア保守はパソコンやプリンター等がメーカー保証1年にオプションで延長保証を付けることができますが、企業では償却期間やリース期間に合わせてメーカー延長保証に加入することが多いようです。メーカー延長保証は結構割安で1回の修理で元が取れるようです。最近はハード自体が安くなってスポット修理費用と新品機器の価格差が無くなっていますので故障内容によってどちらにするかソフト、運用面も考慮して総合的に判断することになります。

ソフトウエア保守はパッケージソフトでしたら比較的安く質の良いサービスが提供されます。勘定系でしたら電話対応、メール対応、税制・法律変更対応などが可能です。特に電話対応はコールセンター設置、運用コストがかかるのでそれなりの規模が必要です。一方専門性の高い生産管理などのオーダーメイドのシステムの保守費の目安は導入時開発費が3,000万円でしたら年間600万円~1,000万円程度が一般的です。約3年から5年程度で開発費と同等額がかかるようになっています。恐らくこの金額が経営者などには理解できなくて社内システム管理者は導入に苦労します。この価格から社内システム管理者は開発会社と交渉しサービスレベルにおいて自分ができる部分を確認してコストの低減を図ります。
昨年ある会社が税率変更時に保守未加入のシステムで税率変更の見積もりを取ったら、導入時から今までの分の保守料が入っていたそうです。

サポート窓口

運用サポートはその業界の専門的業務知識が必要ですので受ける側はコストが一番かかります。専任の要員と各社ごとの運用実態を把握する必要があります。税務、金融、会計は標準化されていまので色んなサービスがありますが、業界に特化したソフトの場合はシステム開発会社またはその関連会社に依頼することが多いようです。この部分は最終的には自社で人材を育成する方がいいと思います。
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