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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。社内システム管理者、中小企業の経営者向け情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

今年のパソコンは過去最大の値上げ

年末を迎え、年間で取り扱ったPC類を集計しているのですが、前年に比べて20%程度も高騰しており、驚きました。特にサーバー類は30%以上も高騰しています。円安、輸送費、人件費などの上昇が影響していると思われます。企業からの要請でメーカーから調達しているのですが、改めて集計してみて驚いています。

Copilot+ PC


年末商戦でパソコンが販売されていますが、特に在庫になっている「Copilot+ PC」の広告が目立ちます。互換性の問題でほとんどの企業では導入を見送っており、売れ残っているようです。それにもかかわらず、20万円以上もします。

このブログをご覧の方は、古いPCを活用するスキルの高い方が多いようですので、これからますますお忙しくなりそうですね。Windows 10のサポート終了に伴い、中古市場が活性化しています。特に企業から放出されるIntel第8世代CPU搭載パソコンは、正式にWindows 11に対応しているため、人気があります。

来年(2025年)10月にサポートが終了するWindows 10ですが、大きな混乱がなければ良いのですが・・・

初めてCPU故障に遭遇

先日から修理していたデスクトップパソコンですがサービスマンがマザーボード交換修理しても症状は改善せず再度サポートへ問い合わせる事になりました。サポートの人は声から推察すると若い担当者のようでSSDの故障かも知れないので部品を送付するのでクリーンインストールして欲しいと言ってきました。
cpu
SSD故障の症状とは違うかもしれないと言いましたが上司と相談後にSSD交換部品発送と再度返答があり、CPUが疑わしいと伝えても返事は同じでした。そこで修理完了にはサービスマン訪問修理よりメーカー引取修理が最適と思い切り替えました。送付後に修理状況を見ているとSSD交換しても改善せず、CPU手配、これに時間がかかりやっと修理でき返送されました、もちろん購入時の状態です。

最近ではデータ、メールなどはクラウド、共有などにバックアップされているので回避策があるので以前より緊急性は低下しましたがサポートサービスの質の低下を感じます。この仕事を始めた頃、富士通製のサーバー故障時に航空便とバイク便で当日にもう一台構築できるほどの部品が送付され当日にサービスマンが修理されたことが今では懐かしく思います。故障しないことが一番いいのですが予備サーバーが無い会社ではクリティカル4時間保証も加入してますがこのようなユーザーの事業継続性を無視した対応では心配になります。

DELL ProSupport Plus
https://japancatalog.dell.com/c/pro-support/

Enterprise製品サポート
https://japancatalog.dell.com/c/ent-support-guide/

人手不足がここまで

先日パソコンメーカーにサポート要請をした時の事です、以前と違うことが・・・、受付、部品手配(航空便)、エンジニアへの連絡までは今まで通りでしたが、エンジニアから「訪問が3営業日ほど先になる」という返事がありました、「翌日オンサイト修理サポート」と言う契約をしているのですが今までよほどの事が無い限り翌日に修理が完了していましたが残念です。
サービスマン
メーカーに再度連絡してクレームを入れたのですが外部委託しているエンジニア派遣会社の都合はどうしようもない、上司に内容を伝えておくと言う返事でした。サービスエンジニアが不足しているのでしょう。ここ数年会社では営業社員はデスクトップとノートパソコンの二台持ちの方が多いので回避策はあるので以前より対応に余裕ができ、予備パソコンの常備も進み業務の継続性向上ができています。

人手不足によって「閉店」「休業」の表示が見られるようになりました、経営者が人材募集を怠った結果と思いますが、募集の過程で内部環境に問題が無いか見直する事も大切と思いますがそこまで至らないのが残念です。業績の良い会社は退職者が少なく社員と経営層とコミュニケーションがよく取れているように見えます。

日本は「契約は守る」と言うことにコストをかけていましたが海外のようにベストエフォート型サービスに低下しているように思います、世界の情報が容易に入手できるようになり冷静に見れば昔の日本が特別だったのかも知れません。

高齢者のパソコンサポート

相変わらずの暑さが続いております。
システム関連の仕事をしていますと色々な方からパソコン等について質問やサポート依頼を受けます。得意先の家族、昔の上司、同級生ご近所の方など様々です。こちらも普通の会社なら定年を終えているので昔の上司のなると高齢の方が多いのです。この年齢でシステム関連の仕事しているので若い人には聞けない方には便利だと思われていると思います。
おじさん パソコン
昔の方ですので電話による問い合わせがほとんどです。内容はネットに接続できない、画面がおかしい、いつものアイコンが消えたなど様々で訪問対応になります。訪問サポートはどこのサポート会社も運用費用がかかるので廃止が増えていますがこのような方達は訪問サポートは当たり前と思っています。また無料と思っていますし知人と言うことでこちらも請求することはありません。

訪問して困るのがパスワードがわからない、すぐに忘れる事です。認知症かどうかなどこちらはわかりませんので通常のサポートより余計に時間がかかります。
「ウイルス感染していますね」「何かしましたか」と聞きますと
「何もしてない」との返答がほとんどです。

自治会などでパソコンサークルが開催されていますが、運営者の苦労は大変と思います。新しい操作を覚えると、以前に習った事を忘れる事の繰り返しになるかも知れません。
前回と同じ問い合わせに訪問して同じ対応をするのですが初めてのように対応してサポートします。いずれ自分もと考えるとやれることはやっておこうと言う気になります。

アカウント無効化管理ツールについて Google
https://support.google.com/accounts/answer/3036546?sjid=5456550436196017066-AP

システムファイルに異常が無いかどうか調べる、修復する

ウイルスに感染したパソコンでウイルス対策ソフト等を使ってウイルスを削除した時などに正常に動作しない、起動時にスタートアップの読み込みが遅い、できないなどパソコン不具合があると思われるときに以下のコマンドを使用して回復する事があります。特にサーバー関連では定期的に実行します。(事前に物理的な点検が必要です)

DISM

1.管理者権限にてコマンドプロンプトまたはPowerShellを使用します
2.sfc/scannow を実行します → 修復できれば OK
3. 「Windowsリソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした」と表示された場合は
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Scanhealth
 上記が終了したら次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
 上記が終了したら次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
もう一度 sfc /scannow
4.エラー: 0x800f081f ソース ファイルが見つかりませんでした。
機能の復元に必要なファイルの場所を指定するには、"Source" オプションを使用してください。ソースの場所の指定の詳細について は、http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=243077 を参照してください。
5.dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:\\【コピー元のPCまたはserver名】\C$\Windows → 100%でOK

これでも解決しないときは再度物理的な故障も想定して修復します
パソコンでしたらUSBなどのツールを使ってOSの再インストール
サーバーはインストールディスク、WindowsImageBackupから修復またはOSの再インストール
システム ファイル チェッカー ツールで行います【Microsoftのサイト】
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