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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

楽天CPC広告終了

アマゾンエコー、グーグルホーム、Siri(シリ)、エモパーなどのAI機能を活用したツールが普及し始めました。1970年代にTV映画の宇宙大作戦(Star Trek)では艦内のコンピュータに話かけると指示に従い制御や分析結果を音声でレポートしていた事を思い出します。

Google はCost Per Click(CPC)で検索サービスと広告というビジネスモデルを生み出しましたが、最近ではキーワード登録から顧客のニーズを無視したこの売り手中心の広告表示にユーザーは嫌悪感を覚えるようになりました。そこでクッキーを超えて顧客の購買動向、嗜好を分析して最適なサービスの提案が必要になり顧客の囲い込みがネット戦略の中心になりました。

楽天に話を戻すと6月からCPC広告を止めてRPP広告に切り替わります、楽天の場合は同じ商品を複数店舗で扱うのですがアマゾンのように比較ができませんでした。今回の変更でAI使ってアマゾンのような比較と顧客ニーズに合った広告とサービス拡充によって売上アップを図るようですがこれも初期段階では楽天サーバ側のさじ加減一つで店舗に影響が及びます。

googl_data2

今までのワンクリック50円が25円になると喜んでいると転換率が下がって全く売上が上がらないケースも想定されます。対策としてはページ作りをしっかり行い魅力ある商品開発、サービス改善ほか手抜きの無いように運営します。楽天、ヤフー、百貨店、アマゾンなど多くのモールがありますが、今後はユーザ情報を圧倒的に持っているGoogleの動向にかかっていると思います。

宅配便の数量制限

今年はネットショップの売り切れや予約終了が20日過ぎから増えてきました。特におせち料理を毎年沢山出荷する大手ネットショップでは8月頃から宅配会社と年末の数量上限について協議をしていました。おせち料理はクール便での配送になるのでヤマト運輸にお願いする事になります。今年大手ネットショップにはヤマト運用は大幅な値上げと年末おせち、年末に集中する荷物などに配送上限数量を提示してきました。その結果例年より早く売り切れ、予約受付終了になっています。

おせち料理

昨年までは依頼した商品はすべて配送してくれましたが今年からは配送会社を割り振ってなんとか年末の配送体制を準備した会社が多かったようです。値上げと数量制限でネットショップはより利益確保が難しくなりました。ヤマトさんに先日聞くとアマゾンは一時は減ったがすぐに元通りになったようです。

おせち料理の販売会社では1年分をこの時期に稼ぐので例年よりやりにくかったと思われます。おせち業界は毎年2月~4月はゆっくりして5月頃から仕事、そんな所が多いようです。

ネットショップの盆休み表記

今年の盆休みもほとんどが今週末で終わり来週からは通常稼働になります。お盆中に楽天やヤフーショップを見ているとトップページに「お盆期間の休み」を表示している店舗をみかけました。中には「閉店」と勘違いするような大がかりな表示もありました。

ネットショップ

製造業などでは工場を止めるようなお盆休みが一般的ですが、小売業界ではお盆・正月期間は「繁忙期」となり売上が期待できるので最近では休む店などほとんどありません。百貨店の担当者は期間中在庫切れが無いように事前に準備します。

ネットショップのメリットは24時間365日開店して常時注文できるようになっていることです。利用者は安心して注文でき、商品がいつ着くのかがわかればいいのです。それらの表示が注文時にわかるように表記するのみで十分でお問い合わせの対応も休日カレンダーが各店舗にあります。繁盛しているネットショップはお盆中も通常営業です。小売業、サービス業とはそのようなものです。それが信頼になり繁盛店になっていきます。現にAmazonには盆休みという概念は無いようです。

色々な業種からネットショップへ参入していますがネットショップは小売業(デパート、コンビニなど)、サービス業ですので経営者は受注状況に応じて人員などのリソースを適正に配置することが重要と思います。
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