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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。システム屋と経営者・ユーザーとのやりとり、社内SE・システム管理者向け情報、生まれ育った京阪神の情報ブログです。このページへは「システム屋さん」で検索。

昭和の社内システム管理者

色々な会社の社内システム管理者とお目にかかりますがここ数ヶ月はWindows 7パソコンのリプレイスに手間がかかっているようです。この作業は新年度の新人向けのパソコンのセットアップより時間と手間がかかります。新人向けのパソコンのセットアップの規模は企業により異なりますが1台当たり3時間前後かかります、台数が増えると負担が大きくなり数十台~数百台規模になると外部業者のキッティングサービスを利用することもあります。
リプレイスはこの新人向け作業よりデータ移行がありますのでなおさらです、一番手間がかかるのはローカル運用のメールの移行です、データのみでも数十ギガを越えることもありメモリ、グラボ増設などをして5~6時間かかる場合もあります。

キッティング

先日取引先の企業を訪問したときにユーザーから「いつも使っていたアイコンが無くなっているのですが」という質問を受けました。社内システム管理者から「いずれ表示されるようになる」と言われたのですがいつまでたっても表示されないので質問したとのことでした。

この社内システム管理者はキッティングリストを見ずにセットアップを行ったようです、このタイプの管理者は設定ミスが多くユーザーからの質問には適格な対応はできないばかりか上から目線でユーザーに接します。このような管理者を「昭和の社内システム管理者」と表現しております。とにかく動作すれば良いと言う考えです。移行可能なのに移行できないと言って初期化を多用する方もいます。

最近のユーザーは要求が高く移行前のデスクトップ画面のコピーを含む事前調査は必須の作業になっています。アイコンの位置やアプリの移行は完璧を求められ移行スキルはより高度になっています。スキルを向上して「令和のシステム管理者」を目指してお互いがんばりましょう。

パソコンのメーカーを揃える

先日あるパソコンメーカーの営業担当者から「パソコン調達先メーカーはどのような基準で決めているのですか」という問い合わせがあり、「得意先企業ごとに決めている」という返答をしました。ある会社ではHPばかりでDELLばかりの会社もあります。基幹システム開発会社によってもメーカーは決まります。メーカーを統一することでメンテナンス性やインシデント対応が容易になります。

HP

同じメーカーですと故障時のサポート窓口やその方法が一つでわかりやすい、故障時の傾向もわかりやすくなり部品の転用も可能になります。ここ数年どのメーカーも故障しにくくなりました。以前はあるメーカーのある型番が故障すると同じ型番のパソコンが次々に故障したりしてある程度予測できた型番がありました。現地ではメーカー出張修理のサービスマンとは顔見知りになるぐらい遭遇しました。メーカー修理では購入時の初期状態になり、その後基幹システムなどをこちらで再インストールする事になります。
「この型番欠陥ちゃうの」と言うと「多い事は多いですが・・・」などの会話をします。サービスマンとしては言えない部分があるようで、同じ日に違う会社でお目にかかることもありました。

企業では管理系の部署がIT機器を調達することが多いのですが、調達方針がしっかりしていないとメンテナンスコストが増えることになります、複合機、プリンターをはじめ接続する機器については「なぜこのメーカーなのか」を明確にする知識やスキルが社内システム管理者には必要と思われます。

導入後に現場から「何でこのメーカーの複合機導入したの」と言われて「接待されたから」「リベートがあったから」とはとても言えませんので・・・

システム屋から見た今年の年度末

Windows 7のサポート終了が迫る中でパソコンメーカーの納品待ちが長くなってきました。第七世代までの在庫品は飛ぶように売れているようです。年度末までに納品希望と言っても連休までになんとかと言う状況です。一般ユーザーにとってCPUなどの世代型番などは興味が無いかも知れませんが、テレビやエアコンでは以前のモデルでは1年も経てば50%ほど安くなりますのでパソコンは価格変化が少ないようです。現在品薄なのは第八世代以降のCPUで、以前に比べて大幅に性能が向上しました。



サポート間際までWindows 7を使用する場合、2019年4月からWindows 10 および Office 365 への移行を促す通知が4月からPCに表示されるようになります。この表示は設定によって表示させないことも出来ますが社内システム管理者のとっては手間のかかる作業になります。

今年はパソコン納品遅れによって年度末までに間に合わないと言う声が多い事、改元に向けての準備で大変、またコンビニなどで注目されたようにシステム系人件費も高騰しており各社人材確保に苦労しているようです。景気後退と言われ始めました、消費税率変更の再延期を希望しているのはシステム屋だけでしょうか。

Windows 7からの移行 2019年

Windows 7のサポート切れまで1年を切りました、そのせいかパソコンの納期が昨年より遅くなってきました。CPUの需要が予想を越えたことが原因だそうです。特にパフォーマンスの良い第8世代で顕著で大量一括納品は困難な状況です。

法人等の移行のための予算手当はほぼ終わったようで実行段階になってメールの移行に手間取っていると言う声をよく聞きます。Windows 7ではLiveメールユーザーが多く移行先の相談、問い合わせを頂きました。社内システム管理者を悩ませる案件です。Liveメールユーザーの中には過去のメッセージが数十ギガという方もいて移行に時間がかかる、ソフトはサポート切れで再インストール出来ない、修復できない事例が発生しています。

outlook

システム屋としてはGmailなどのデバイスを選ばないクラウドメールを推奨していますが、社内システム管理者から社内で理解を得られないと言う声を聞きます。操作やデータの移行などの手順を明確にすることで改善される可能性があります。色々と心配される企業にはOutolookの使用も推奨しています。

Windows Updateが新元号公表日を早めた

新元号公表日をめぐって様々な意見がありますが4月1日になったのはWindows Updateの影響というニュース記事がありました。企業、公共団体、個人でも圧倒的なシェアがあるウインドウズですがその定例更新である月例Windows Update日の影響で4月1日になったと言う内容でした。
https://www.sankei.com/politics/news/190104/plt1901040025-n1.html

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ほとんどの社内システム管理者は自社のシステムに元号変更が及ぼす影響範囲を調査をしています。これを機に和暦から西暦へ変更する会社もあります。また各種帳票のレイアウト変更、発表後には印刷物の変更発注が一気に増えます。

今年は新元号、軽減税率などシステム変更がありますがシステム管理者にとってはなんと言ってもWindows 7からWindows 10への移行は負荷がかかります。中でもメールソフトの移行は手間が一番かかります。これを機にクラウドメールへ移行することを推奨します。2015年7月30日にWindows 10が公開されてやっとWindows 7よりWindows 10のシュアが逆転したそうです

法定停電の季節

社内システム管理者にとっては恐怖と言っていい法定停電の季節になりました。早いところでは9月ぐらいから始まります。電気機器の更新などがあると長時間の停電になりますので大抵は深夜から早朝にかけて行います。

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データセンターの利用が進んでいますが未だに各拠点にサーバーを設置している会社では電気工事屋さんと連携し深夜にサーバー、UPS、パソコンのほかネットワーク機器も停電前に電源を切断します。問題は通電後にサーバーなどの機器が正常に起動するかどうかです。この時に故障発生するケースが一番多いのです。システム管理者は停電によって症状が顕在化するケースがあるので全ての機器が正常に動作する確率は低いと認識しています。

故障の場合、モニタ、パソコン、サーバー、ルーターなどで電源が入らなくなります。管理者は事前に故障を想定して予備機、データバックアップなどを数週間前から準備します。今は電気工事の事故(100Vに200Vを誤って通電など)は減りましたが最近増えたきたのは電動セキュリティドアの閉じ込め事故などがあります。鍵穴がないタイプでは初期設定で「停電時は解放」になっているか確認が必要です。

今月は法定停電後にWindows 10の更新がバックグラウンドで始まりフリーズすると言うケースが数件ありました、バージョン1809の公開で1709から1803へ強制的にアップデートが適用されるようです。対処方法としては数時間パソコンを放置し様子を見ます。ドライブの最適化画面で通常と違うドライブがあるときは更新途中のケースが多いです。

パソコンに詳しいから社内システム管理者にしては

新入社員研修の真っ最中の時期です、先日ある経営者から「○○君を社内システム管理者に考えているんだけどどうだろうか」という質問を受けました。会社もある程度の規模になってくると将来を考えて色々考える物です。中規模企業の約65%がITに詳しい人材が不足しているというアンケート結果がありますのでよくある相談と言うことになります。

結論から言うと、パソコンやプログラムに詳しいだけでは社内システム管理者は務まりません。社内システム管理者に任命すると言うことは経理で言えば実印を預ける行為と同じになります。社内情報全てへのアクセス権があり自由に設定変更できる立場になります。そのようなことから大手企業では社員給与、役員報酬、人物評価、資金情報などを閲覧しても問題の無い自社の関連法令に精通した知識を持った役員または役員候補の方が着任するケースが多いようです。IT企業では代表が管理者という会社が多いようです。パソコンに詳しい方はまずは総務、業務課など管理部門で兼任パソコン係からのスタートがいいと思います。ここでユーザーとのコミュニケーションを学びます。

システム会社風景

社内システム管理者は常に経営者と良好なコミュニケーションが出来ることが必須です。機能する人材になるにはITに関して総合的な広い知識と経験、マネジメント能力、税務、関連法令、自社の業務内容などに精通する必要があります。

2000年半ばからシステム管理は外部委託を多用するようになりました、人気のマルチベンダー保守はワンストップで保守サービスを提供してくれます。また社内システム部門を別法人にしトップに親会社の役員クラスが着任するケースが多く見受けられます。IT関連企業以外では自社にシステム管理部署を設置するケースは減っています。

社内システム管理者向けお勧めの資格(取得する必要はありませんが理解が必要です)
Information Technology Infrastructure Library
情報処理安全確保支援士試験(情報セキュリティスペシャリスト)
プロジェクトマネージャ試験
システム監査技術者試験
ネットワークスペシャリスト試験/Cisco系資格
法人向けPC、サーバー、他
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