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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

メールで大きなファイルを送る

サービスデスクに「メールが送信できない」との問い合わせは多いようです。特に営業マンが企画書などの提案を相手先に送る時に画像などが含まれると数十メガになり送信すら出来ない状況になります。原因は送信側サーバーの容量制限、受信側サーバーの容量制限などによります。

27日にG-mailとGoogle ドライブの連携を強化し10GBまでのファイルが送れるようになりました、送ると言ってもGoogle ドライブを共有することですが今までのファイル便やSkyDrive等と同じような仕様になります。

gd

システム管理者としてお勧めの無料で大きなファイルを送るサービスはマイクロソフトのSkyDriveかGoogleドライブになります。この二つの戦いはユーザーにとってはありがたいものです。いずれも「アクセス権の設定」の知識が必要になります。わかりやすくなっていますので迷うことは無いと思います。

SkyDriveのブログ(日本語)  Official Gmail Blog(英語)

それぞれ特長があります、エクセルなどの業務用ファイルでしたら私はSkyDriveをお勧めします。

ノートパソコンの修理

先日ノートパソコンが壊れたとの相談を受けました。通常でしたらすぐに「新規パソコンに入れ替え」とするところですが、社長さんの「お気に入りのパソコン」らしく「なんとかならないかと」の依頼です。Dellのノートパソコンstudioという機種です。メーカーサポートへ出す前に修復にトライしました。

ノートパソコン


お預かりして起動してみると、起動時にブルースクリーン(Blue Screen of Death)です。略してBSoDとも言います。ここで表示されるメッセージを解析するためのBlueScreenViewというソフトもありますがBSoDのエラー情報は経験上あてになりません。セーフモードで起動するのでディスクチェックをするとエラーが・・・・・以下はその顛末

chkdskにてエラーを回復

再起動して通常モードで起動はするが途中でBSoD
ディスクに再度エラーということでHDDをSSDに交換(HDDが故障と思っている)

放熱が悪いと思い分解清掃(念のため)

OSクリーンインストール、Windowsファイルの展開中(15%)で止まる(他を疑う)
エラーコード: 0x80070570 必要なファイルをインストールできません。ファイルが破損しているか見つからない可能性があります。インストールに必要なすべてのファイルが利用可能であることを確認し、インストールを再実行して下さい。


BIOSフラッシュ---効果無し

メモリのチェック---異常なし

メモリの入れ替え---大当たり 以後問題無くインストール完了 SSDのエラーも解消

※今回のメモリエラーまたはメモリソケットと思われる原因で発生したエラー一覧
※(注)メモリ関連以外でも発生する可能性があります。
HDDエラー、BSoD
インストール時のエラーコード: 0x80070570
Intel SSDのToolboxの診断用完全スキャンでデータの整合性 「エラー:データの不一致が検出されました。支援が必要な場合には、リセラーや 地元のインテル担当者にご連絡ください。」

地元のインテル担当者って誰でしょうか?各市町村に配置されているのでしょうか? インテルのサポートに連絡して見ました、結局は自分で解決したのですが対応は意外に良かったと思います。
社内システム管理者が対応するにはコスト(人件費)がかかりすぎます。やはり問題のあるパソコンはメーカーサポートか機器の入れ替えがおすすめです。

PC遠隔操作犯からメール 「ゲームは私の負け。さようなら」

犯人から「ゲームは私の負け。さようなら」と自殺をほのめかすようなメールが11月13日にマスコミ各社に届いた。以前と同じアドレスなので同一人物なのでしょう。恐らく警察が前回のメールを中継したアメリカや海外のサーバーの調査を行う事がわかって身元が判明すると思ったのでしょう。

犯人からの送られた写真

今回は「TOR」というソフトを使って身元を隠したのですが、元々このソフトは情勢不安定な国で発信元を隠し通信を行うためにアメリカ海軍の援助によって開発されたようです。以前は日本語対応してましたが最近日本語が外されました。海外の中継サーバーのログまで調査されるといずれ特定されると犯人は思ったと思われます。捜査当局が莫大な費用をかけそこまでするとは思ってなかったのでしょう。

このソフトはMozilla Firefoxと相性が良く中継するサーバーはアクセスの都度変更するようになっていますが今回はすべての中継サーバーが特定されたと思います。ソフトの目的上、捜査協力できない国(中国など)が無かったと思います。

社内システム管理者としてはこのようなソフトが社内パソコンにインストールされてないかどうか監視する必要があります。ファイル共有ソフトのリストと同じように監視対象にします。定期的な社内パソコンの実地調査も重要です。

社内システム管理者の必須ツール(1)

社内システム管理者の業務にネットワーク監視があります。ネットワークが繋がっているかどうか、機器が正常に稼働しているかどうかをモニタリングします。パソコンまで対象にしますと「○○さんが今パソコン切って帰ったみたい」などとリアルタイムにわかります。この機能はよく映画でどのパソコンが稼働しているか大きなモニターに映し出されるシーンとして使われます。

管理者

仕組みは定期的にping(信号)を送り稼働しているかどうか確認をします。これを死活監視(alive monitoring)と言います。監視対象はサーバー、ルーター、パソコン、プリンターなどになります。VPNなどで拠点間通信などを行っている場合は支店のパソコンの状態までわかります。

Network View 2

安価で構築できるのは「Network View 2」です。 当ページの右上にあります「管理者向けネットワーク監視」から入手できます。機能は豊富でポートスキャンなども出来るので便利なツールです。ネットワークの知識が必要ですが使えば使うほど監視が容易になります。一方で夜中にメールアラートで起こされたりするとシステム管理者は機器の老朽化と共に徐々に安心して眠れなくなります。
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