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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

腰を痛めました

自宅のUPS(無停電電源装置)のリプレイス中に腰を痛めました。UPSはバッテリーですので容積の割に重量があります。無理な姿勢で力任せに行ったのが良くなかったと思います。UPSは震災以降計画停電などで家庭にも設置する方が増えました。多くはサージからの保護や電圧調整してくれるのでサーバー、パソコン、通信機器に使用します。
UPS
サーバールームなどのラック式タイプのバッテリー交換は一苦労です。重さが19インチラックの1Uで約40~50kgあります、これをラックの金具にうまく引っ掛けなければなりません。マニュアルには二人で作業するように記載されてますがUPSのマニュアルなど見ないので一人でやろうとして苦労したことを今でも覚えています。

このUPSの管理でAPC(シュナイダーエレクトロニック)さんのClub APCのページは便利です。機器の履歴、設置先、保証期間、機器の回収、ソフトウエアの更新などができます。機器の管理台帳(ITILでは構成管理、CMDB)の一部として使います。UPSはユーザーがほとんどシステム管理者なので詳細な情報をCMDBに登録していないケースがありますのでお勧めです。


システム管理者の日

7月26日はシステム管理者の日です。ホームページ(英語)を見ると日頃のシステム管理者の献身的なハードワークのおかげで業務が出来ていることに感謝し、ケーキ、アイスクリーム、ピザ、ギフト、カード、感謝の言葉、etcなどを贈りましょう等と掲載されていますが国内の社内システム管理者はどうでしょうか?

管理者

システムは購入したらメンテナンス無しでも動く、未だにソフトはコピーしたらタダになる、とにかくシステム費用は値切ればいいと思っている経営者に囲まれたシステム管理者はたまったものではありません。また機器の更新、冗長化、リプレイスもできずそのような状況でもトラブル無しに運用していたら突然「リストラ」の対象にされてしまう事もあります。責任感の強いシステム管理者は業務を止めてはいけないのでより夜中にメンテナンスに時間をかけます。以前「システム管理者の眠れない夜」という本がありましたが本当に熟睡できないものです。

サーバールーム

今になって考えると適正なシステム投資をしない会社はたいてい衰退しています。逆に積極的に投資している会社は繁栄しています。最近になってビックデータとよく言われますがどのような業務でも処理するデータは飛躍的に増加しています情報処理のシステムをいつするのかによって会社の業績も変わってくると思います。

暑い日が続きます

梅雨明け以降暑い日が続きます。それに伴ってサーバー、パソコン、周辺機器の故障が増えました。特に事務所内にサーバーを設置しているSOHOや小規模事業所に集中しています。

朝一番に部屋に入ると異常な暑さ。締め切った部屋に日光、放熱する機器類そこに設置されてサーバーなどは「耐熱テスト環境」状態になります。サーバーはパソコンと違い電源の入り切りはメンテナンス時のみの運用が大半です。またエアコンや扇風機の利用で商用電圧が不安定になったり電気の定期点検などで今まで潜在していた部分が顕在化し故障したりします。

夏

SOHOや小規模事業所ではサーバーが壊れると復旧に時間がかかります。その理由はサーバーはオーダーメイドですので日数がかかることです。私たちはサーバー到着に合わせてセットアップすることになります。

最近は小規模企業でも冗長化するようになりました。冗長化とは最低限必要な量より多めに設備を用意しておき、一部の設備が故障してもサービスを継続して提供できるようにシステムを構築することです。例えば銀行ATM、列車管理、航空管制などのシステムなどはありとあらゆ部分で冗長化されています。しかし予算の限られる小規模企業ではそうはいきません。そこでサーバー稼働させている事務所ではせめて「エアコン」を28度前後でつけたままにして欲しいものです。機械のためにエアコンと思われる方がいますがサーバー故障時の復旧は最低でも100万円ぐらいかかります。

社内システム管理者とサプライヤ

ITILでは社内システム管理者はプロバイダーと呼ばれます、そのプロバイダーを外部からサポートするのがサプライヤです。事務機屋さんやシステム開発会社などが該当します。
先日知人から「子供がシステム関連の仕事がしたいと言っているのだが・・・」と相談を受けました。

新入社員

理工系から大手電気会社に就いた優秀な方達は今や業績不振でリストラの嵐の真っ最中です。シャープ、パナソニック、NECなどから技術者流出が続いています。当たり前ですが製造業やシステム開発業者では売上・受注がなければ見合った体制を維持できません。またシステム開発では人件費の安い海外に依頼する会社が増えています。

そのような厳しい状況でシステム関連の仕事はおあすすめできません。何と言っても変化が激しい業種ですので常にスキルアップする必要があります。その部分を楽しめるのであればお勧めできます。知人にはやりがいと自分がコントロールしていると思えるプロバイダー的な業務が面白いと伝えました。今や上場企業になったサイボウズの社長さんは元パナソニックのシステム部員でパソコン操作方法のサポートなどで社内を回っていたそうです。その時「こんなソフトがあればいいな」と思って出来たのがサイボウズだそうです。
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