7月25日(金)はシステム管理者の日です。(HPはこちら)社内システム管理者は毎日のサーバーメンテナンスの他に定期的にパソコンのメンテナンスを行います。ユーザーへメンテナンス方法を知らせユーザー自身で行う方法から社内システム管理者が行う場合まで会社やシステム部門の規模によりさまざまです。またActive Directory導入してユーザー権限で運用している場合はシステム管理者がリモートで行う事になります。結果としてしっかりとメンテナンスできていれば問題はありません。
パソコンの故障原因のトップはハードディスクエラーですので CHKDSK コマンドでエラーが無いかどうか確認します。尚SSD搭載のPCは基本的に必要ありません。方法は以下の通りです。
(ユーザーへの案内はGUI環境)1.ファイル名を指定して実行(管理者権限)を開き CMD と入力します。

2.Cドライブをチェックするには C:\Users\[ユーザー名]\
chkdsk c: と入力します。

チェックディスクコマンドの内容(クリックで拡大)
chedskコマンドには色々オプションがあり状況に応じて使い分けますが上記コマンドが一番簡単で短時間です。エラーある場合は途中でエラーのため続行できません等の返答や内容が表示されます。エラーが表示された時には /F オプションまたは /Rオプションを付けて修復を試みます。
次に再起動しても同様のエラーが表示される場合は、ハードディスクの交換をします。SMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)によっても交換するかどうかの判断材料にします。ディスクの交換は半日仕事になってしまいますが優先対応すべきインシデントです。ユーザーには「いつ止まってもおかしくない」「データが無くなるかも知れない」などと伝え協力を求めます(脅しではありません)。この定期的なディスクチェックをするようになってディスク故障による業務への支障の低減ができます。地道な作業ですがディスクは消耗品ですので手抜きできないチェックと思います。