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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

安いパソコンはそれなりの理由がある

年末になってパソコンのCMが増えてきました、かわいいマウスコンピュータのCMは見ていて楽しいです。法人向けにパソコン供給して数十年経ちますが私の場合絞られたのはDELLとHPの2社になりました。法人向けでは業務に影響がでないように迅速な対応が必要ですのでこの2社は品質、サポート、品揃え、価格では抜けていると思います。




個人向けでは先日知人がアウトレットのノートパソコンを購入したのですが、半年ほどで二万円かけてバッテリー交換するはめになりました。アウトレットで安いからと言って購入すると維持費がかかる場合があります。個人向けパソコンではいわゆる型落ち、旧世代チップ、低性能ディスクなど修理をしたときに内部を見て驚くことがあります。個人向けパソコンメーカーではコストを抑えるためにマザーボードの機能を絞って部品メーカーに委託生産させています。このような会社のサポートの特徴はBIOSアップデートなどがほとんど無いか出来ないことです、そのようにしてコスト削減しています。個人使用ではこの状況でも問題無いと思われますがBIOS等をアップデートしたい方には向きません。パソコンユーザーの中には結構こだわる方がおられます。

今年の年末の最新パソコンはCPUではIntel第8世代、動画などを操作するならグラフィックボード、記憶域はSSDドライブ、メモリ8GBぐらいです。特にIntel第8世代のCore i5は第7世代より高速になっていますのでお勧めです。自作パソコンでお勧めは老舗のパソコンセブンさんで使用した部品の空箱まで送付されますのでBIOSアップデートもバッチリですが更新失敗で壊さないようにしましょう。

納品書、請求書、チェーンストア統一伝票などが印刷出来ない件で振り回される

「エプソン製ドットプリンターから印刷できなくなる」インシデントの対応に追われました。今回の対応先は毎日伝票発行している会社ですが、今後20日(月)〆の伝票作成する21日頃から再び問い合わせが増えると思われます。このインシデントは既に解決策が案内されていますが原因はエプソン側では今なお調査中です。このようなマイクロソフト社のWindows Updateが原因の場合は問題の1次切り分けに時間がかります。

vp4300
エプソンサポートページへ

Windows Updateでは先月の「ADOエラー データオープンに失敗しました」に続いて2ヶ月連続で中小企業を直撃しました。ドットプリンターの個人使用はまれでほとんどが中小企業で現在も稼働しています。特に量販店向けの5枚複写のチェーンストア統一伝票では多用されています。それだけエプソン製ドットプリンターは故障が少ない安定したプリンターでした。

今後2017年10月のWindows Updateのようにマイクロソフトから修正されるのかエプソン側からドライバーが更新されるかですがドライバーの更新は避けてほしいものです。今回、事業継続性サポート対象のクライアントへの対応には結構コストがかかりました。

【対応方法】
この4048957適用後にチェーンストア伝票などの印刷に使うエプソン製ドットプリンターから印刷できなくなる事例が発生しています。
下記の対象プログラムをアンインストールする事で回避し、再度自動インストールしないように設定します。
KB4048957、KB4048960、KB4048958、KB4048953、KB4048954、
KB4048955、KB4048956、KB4048959 (Windows 2012 server)
VP-2000、VP-2300、VP-4300、VP-5200、VP-6200
詳細はエプソンサポートページへ

【追記 2017/11/22】
Microsoftより修正プログラムが公開されました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4055038/november-21-2017-kb4055038
サーバーから順次適用されますが急ぐ方はスタンドアロンパッケージをMicrosoft Updateカタログ Webサイトから入手します。
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=KB4055038

2017 年 11月のウインドウズアップデート

2017 年 11月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance/summary
セキュリティ更新プログラム ガイド(DB)
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance

【Windows 10 Fall Creators Update手動アップデート】
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
まだ多くのバグがあると思われます。

【起動後する場合の回復方法】
ウインドウズアップデートがうまく行かない時の第一選択肢はこちらです。Microsoftのサイトで指示に従いながら修復します。
Windows Update の修復 20170306
http://capacitor.blog.fc2.com/blog-entry-315.html

【Windows Update 修復】
Windows Update のコンポーネントをリセットする方法(Fix It)
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/971058
※シャットダウン時に「シャットダウンボタンに「更新プログラムをインストールしてから、コンピュータをシャットダウンします」といつまでも表示される場合などはこちらです。

【Windows 7 Professional 32bit】
※Office 2007 の更新がサポート終了した今月もありました。
2017-11 x86 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4048957)
詳細情報:
http://support.microsoft.com/help/4048957

※【追記】この4048957適用後にチェーンストア伝票などの印刷に使うエプソン製ドットプリンターから印刷できなくなる事例が発生しています。
下記の対象プログラムをアンインストールする事で回避し、再度自動インストールしないように設定します。
KB4048957、KB4048960、KB4048958、KB4048953、KB4048954、
KB4048955、KB4048956、KB4048959 (Windows 2012 server)
↓↓↓
2017/11/22 に修正プログラムが公開されました。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4055038/november-21-2017-kb4055038

サーバーから順次適用されますが急ぐ方はスタンドアロンパッケージをMicrosoft Updateカタログ Webサイトから入手します。
http://catalog.update.microsoft.com/v7/site/Search.aspx?q=KB4055038

詳しくはエプソンサポートページ

VP-2000、VP-2300、VP-4300、VP-5200、VP-6200


Microsoft Office Compatibility Pack Service Pack 3 (KB4011265)
詳細情報:
https://support.microsoft.com/kb/4011265

Microsoft Office Excel 2007 (KB4011199) のセキュリティ更新プログラム
詳細情報:
https://support.microsoft.com/kb/4011199

悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2017 年 11 月 (KB890830)
ダウンロードが終わると、このツールが一度実行され、Blaster、Sasser、Mydoom など感染力が強く悪意のある特定のソフトウェアにコンピュータが感染していないかどうかを検査し、感染が見つかった場合には削除することができます。感染が見つかった場合、コンピュータを次回起動したときにステータス レポートが表示されます。新しいバージョンのツールは毎月提供されます。コンピュータでツールを手動で実行する場合は、マイクロソフト ダウンロード センターからダウンロードするか、microsoft.com でオンライン バージョンを実行してください。このツールは、ウイルス対策ソフトウェア製品の代わりになるものではありません。コンピュータを保護するには、ウイルス対策ソフトウェア製品を使用する必要があります。
詳細情報:
http://support.microsoft.com/kb/890830

Microsoft Office Compatibility Pack Service Pack 3 (KB4011205)
Microsoft Office Compatibility Pack Service Pack 3 にセキュリティの脆弱性が存在し、悪意を持って作成されたファイルを開くと任意のコードが実行される可能性があります。この更新プログラムにより、この脆弱性が解決されます。
詳細情報:
https://support.microsoft.com/kb/4011205

Microsoft Office Word 2007 (KB4011266)
Microsoft Office Word 2007 にセキュリティの脆弱性が存在し、悪意を持って作成されたファイルを開くと任意のコードが実行される可能性があります。この更新プログラムにより、この脆弱性が解決されます。
詳細情報:
https://support.microsoft.com/kb/4011266

Windows 7 用更新プログラム (KB2952664)
この更新プログラムをインストールすると、Windows の問題が修正されます。この更新プログラムの対象となる問題の完全な一覧については、サポート技術情報を参照してください。インストール後には、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。
詳細情報:
http://support.microsoft.com/kb/2952664

【Windows 10 64bit】
今月からWindows 10では悪意のあるソフトウェアの削除ツールから
Windows Malicios Software Removal Tool for Windows Insider Preview and Sever Technical Preview
と言う名称に変わっています。(詳細は↑をクリック)

Office365 Businessは5台にインストール可能

Office 2007からの移行で多いのが法人向けのOffice365 Businessです。パソコン5台、タブレット5台、スマホ5台に1ライセンスでインストールできます。よく経費削減したい法人の担当者から「5人のパソコンで使えるか」と聞かれます。ご存知の通りパッケージ版ではH&Bが34,800円(税別)するので誰でも思いつくところです。

私は「使用できますがライセンス違反です」と答えています。最近はコンプライアンス(ルールや法令遵守)と言う言葉が飛び交っている状況ですので会社に不満を持った社員が内部告発すれば会社にとってダメージを受ける事になります。またMicrosoft側でも色々と使用状況を検証することは可能です。このユーザー検証能力はMicrosoft、Google社が卓越していてアドワーズの広告主自身の無効クリックやリモートの使用状況、プロキシの使用状況などを監視しています。Windows の場合ユーザーは気づきませんが使用許諾によりMicrosoftは何でもできる状況ですのであまり無茶はやめた方がいいでしょう。費用負担がいやな場合はそのままOffice 2007を継続使用することです。中には未だにOffice 2003を使用している方もいます。
Office365 Business
EXcel2016やWord2016ではデスクトップアイコンをクリックしたら起動が遅いと言う報告があります。エクセルを起動して開くと早い現象です。社内ネットワークではよくある問題ですので社内システム管理者は対応に追われます。
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