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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

パソコンのメーカーを揃える

先日あるパソコンメーカーの営業担当者から「パソコン調達先メーカーはどのような基準で決めているのですか」という問い合わせがあり、「得意先企業ごとに決めている」という返答をしました。ある会社ではHPばかりでDELLばかりの会社もあります。基幹システム開発会社によってもメーカーは決まります。メーカーを統一することでメンテナンス性やインシデント対応が容易になります。

HP

同じメーカーですと故障時のサポート窓口やその方法が一つでわかりやすい、故障時の傾向もわかりやすくなり部品の転用も可能になります。ここ数年どのメーカーも故障しにくくなりました。以前はあるメーカーのある型番が故障すると同じ型番のパソコンが次々に故障したりしてある程度予測できた型番がありました。現地ではメーカー出張修理のサービスマンとは顔見知りになるぐらい遭遇しました。メーカー修理では購入時の初期状態になり、その後基幹システムなどをこちらで再インストールする事になります。
「この型番欠陥ちゃうの」と言うと「多い事は多いですが・・・」などの会話をします。サービスマンとしては言えない部分があるようで、同じ日に違う会社でお目にかかることもありました。

企業では管理系の部署がIT機器を調達することが多いのですが、調達方針がしっかりしていないとメンテナンスコストが増えることになります、複合機、プリンターをはじめ接続する機器については「なぜこのメーカーなのか」を明確にする知識やスキルが社内システム管理者には必要と思われます。

導入後に現場から「何でこのメーカーの複合機導入したの」と言われて「接待されたから」「リベートがあったから」とはとても言えませんので・・・

2019年 6月のウインドウズアップデート

2019 年 6月のセキュリティ更新プログラム (月例)
セキュリティ更新プログラム ガイド(DB)
2019 年 6月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
Microsoft Office の更新プログラム 2019年 6 月
Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する

Windows 10の最新版「Windows 10 May 2019 Update」が通常のWindows Updateにて昨日公開されました。いつものように不具合がありましたが公開と言う事ですのである程度は解消されたと思われます。
Windows Updateの手動更新で1903の適用が表示され、「今すぐダウンロードしてインストール」をクリックしなければ導入されない仕組みです、管理者がWindows Updateをコントロールしていない企業のユーザーには社内システム管理者は適用の可否について社内通知する必要があります。Windows 10 1809以前のPCに手動で確認し適用すると1時間以上使用できなくなり業務への影響が出ますので注意が必要です。この部分は以前より仕組みが改善されたので「今すぐダウンロードしてインストール」を押すと1時間以上使えない事を通知します。

【最新版 Windows 10 May 2019 Update 1903 の入手】
最新版 Windows 10 の手動アップデート、クリーンインストール Windows 10 May 2019 Update
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
※Windows 10のトラブルに対してOSの再インストールを使っています。時間はかかりますが確実な修復方法です。ファイルを引き継ぐでインストールできない場合はクリーンインストールするしかないようです。
※更新プログラムが正しくインストールされたかを確認する方法

bl190612
ダウンロードボタンで更新をコントロールできる

Windows 7、8 のダウンロード (要プロダクトキー)
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/

一般的なWindows Updateに関するFAQ
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12373/windows-update-faq?ocid=AID740624_oo_spl100000407234876

Windows Update 問題を修正する(適用対象: Windows 8.1, Windows 10, Windows 7) ※従来のFix it からの移行です。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/10164/fix-windows-update-errors
 この修復のより詳しい説明はこちら
 Windows Update の修復 20170306
 http://capacitor.blog.fc2.com/blog-entry-315.html

【主な適用パッチ/バージョンは抜粋】
【Windows 10 Professional 64bit 1903】※最新版 ※適用後は再起動が必要です。
2019-06 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1903 の累積更新プログラム (KB4503293) サイズ: 86.6 MB
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4503293/windows-10-update-kb4503293
2019-06 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1903 セキュリティ更新プログラム (Adobe Flash Player 対応) (KB4503308) サイズ: 20.9 MB
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4503308/security-update-for-adobe-flash-player

【Windows 7 Professional 32bit】※適用後は再起動が必要です。
2019-06 x86 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4503292)
Windows 7 用更新プログラム (KB3080149)
悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2019 年 6 月 (KB890830)

※その他のOSはMicrosoft®Update カタログをご覧ください、使用方法は下記をご覧ください。
Windows Update カタログからドライバーや修正プログラムを含む更新プログラムをダウンロードする方法

Windows 10 April 2018 Update のサービス終了

各社のWindows 10の稼働状況を見ると未だにWindows 10 April 2018 Update(1803)を利用しているユーザーを見かけます、Windows 10では従来と違い更新をしないとサポート切れになる可能性が高くなっています。期限間際には自動的に適用される様になっていますがそれでも今なお存在します。Windows 10 April 2018 Update (Windows 10 バージョン 1803) は 2019 年 11 月 12 日にサービス終了となります。尚最新版はWindows 10 バージョン 1903のビルド番号は「18362.145」です。
※Windows 10 リリース情報

一方、Windows 7からのファイルを残したままの移行の場合はとりあえず1809へ更新が多い様です。メモリを増設したり、SSDに置換したりして社内システム管理者は苦労してコストを抑えて更新しています。このOS更新の他にOfficeの更新もあります。

Outlook
システム管理者の「敵」Outlook

このパソコンの更新作業で一番時間がかかるのがメールの移行です、クラウドメールの場合は簡単ですがローカル運用のOutlook関連は時間と手間がかかります。特にヘビーユーザーはメールデータ量が数十ギガもありコピーだけでも数時間を要します。メール仕分けルールなどは再設定が必要で各自でお願いしたいところですが上席者のパソコン初心者にはシステム部門が対応する事が多い様です。上席者のパソコン初心者は手間がかかる、上席者のパソコンおたくは要注意でうまく関わることを願っております。
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