もうさすがにWindows Server 2000を使っているユーザーは無いと思っていましたが大切に使っている所もあるものです、先日ですがWindows Meユーザーも発見しました。もちろん両方ともサポート期限はとっくに終わっています。さてWindows 2003 Serverですがこちらのサポート期限は2015年7月14日までであと約2年半となりました。

昔から使っている業務システムの大半は32bitで動作していますが、現行バージョンのWindows Server 2012から32bit版はありません。Windows Server 2008が最後の32bit OSになります。WOW64(Windows 32bit emulation on Windows 64bit)で普通の32bitアプリは動作しますが業務システムは独自の仕様が多いため事前動作確認が必須になります。
社内システム管理者は予算管理上リプレイスの費用を見積もるのですが、以前あるある経営者から「サーバーはパソコンより安いのか?」と聞かれたことがあります。激安サーバーのページで59,800円と書かれていましたので聞いてきたのですが、返答は「それだけでは基本パーツのみで業務システムは動きませんよ」と・・・ OSのWindows Server 2012 STDはソフトだけでも17万円しますので業務向けに色々と構成すると結構な金額になります。
最近ではハードウエアはどのメーカー品でも大手メーカーでしたら価格差はそんなにありません。それだけ競争が激しいのです。差が付くのは設定に係わる人件費(技術料)でこの部分はピンキリです。例えば初めてActive Directoryを導入する場合、設計から完成図書まで含めると設定費だけで100万円以上はかかります。本体やミドルウエアを含めると数百万円になります。それだけ費用がかかりますので導入の時には社内でどこまでやるのか、サプライヤーにどこまで依頼するのかを決めて少しでも社内で努力してして見積ります。
またWindows Server 2012のOEM版は安いように見えますが、以前は5CAL(クライアントアクセスライセンス)が同梱されていましてがWindows Server 2012ではCALは同梱されていないので別途購入する必要があります。CALの単価は上がっていますのでRDS CAL(旧 TS CAL)、RMS CAL など忘れないように計画します。
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