「Messengerは近いうちに廃止されます。Skypeに更新すると、連絡先情報を引き続き利用できます。」と突然表示され切り替えたユーザーは多いと思います。Skypeは便利なソフトなのですが独特の仕組みを持っておりネットワークに負荷をかけることがあります。

Skypeは独自の技術でルーターなどを乗り越えて通話できるようになっています。困るのはSkypeは使用しない時でもネットワークに頻繁にアクセスするようになっていることです。インストールしている各パソコンから常時信号を外部ネットワークに頻繁に送っています。その結果ネットワークに負荷がかかり他のパソコンがインターネットに繋がりにくいと言う弊害が発生します。恐らくSkype自体にネットワーク環境やパソコンの能力に応じて通信量をコントロールするような機能があると思われます。自宅での使用には問題はありませんが、一つの回線のを多くの方が使っている企業や教育機関では影響がでます。
最近ネットワークに繋がりにくくなった、レスポンスが悪いなどの現象が発生したら各端末にSkypeが入ってないかどうか確認することをお勧めします。使わないのにSkypeをインストールがされていたら削除する、スタートアップに入れない、またル-ターの点検をし高機能なルーターにリプレイスすることで解決することがあります。Skypeは高機能ですのでありとあらゆる手段で通信しようとしますのでネットワーク監視が欠かせません。何も使っていないのにハブやルーターなどのアクセスランプが激しく点滅する場合は要注意です。
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【2013/02/19 追記】
Windows Live Messengerは段階的に廃止
米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2013年2月15日、Microsoftのインスタントメッセージング(IM)サービス「Windows Live Messenger」の廃止に関する具体的な日程を明らかにするとともに、Skypeサービスへの移行を強く促した。
Microsoftは2012年11月、Messengerサービスを2013年第1四半期を目処に終了する方針を発表していた。なお、Messenger廃止の対象に中国本土は含まれていない。今回の発表によると、Windowsパソコン向けMessengerを4月8日より段階的に廃止し、4月30日ごろに終了する。英語版から着手して、最後にブラジル系ポルトガル語版で完了する。
米CNET News.comによると、まず数千万人におよぶMessengerユーザーの約1%に相当するテストグループを対象に、3月15日にMessengerを終了する。モバイル版Messengerの終了日程については明らかにしていないが、モバイル向けSkypeをダウンロードしてMicrosoftアカウントでサインインするよう同社は勧めている。
SkypeサービスはMessengerで慣れ親しんだ機能のほか、IMの会話履歴表示、IMの編集や削除、ファイルや連絡先情報の共有、「Facebook」ユーザーとのビデオチャットやIM送受信、グループでのビデオチャットといった機能を提供する。WindowsおよびMac向けクライアントの新版が2月13日にリリースされている。
米ZDNet、CNET News.comなどは、Skypeがビデオメッセージ機能のベータ版を米国と英国など一部の国でリリースしたと報じている。同機能では、最大3分間の動画を送受信できる。AndroidやiOS搭載端末、およびMacでSkypeを使用しているユーザーは、メッセージボックス内でビデオメッセージを受信して再生できる。Windowsデバイスではリンクの受信はできるが、メッセージボックス内での再生には対応しておらず、ビデオメッセージ送信は4月下旬から利用可能になる見込みだ。
[ITpro 2013年2月18日掲載]
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