今月になってWindows7 Professional 32bit版のパソコン価格がまた上がってきました。パッケージ版の販売が終了したことで残るはOEM版とDSP版のみになりました。OEM版というのはメーカー出荷時にインストールされるOSで、DSP版は、OEM製品のひとつで、パーツとセット(バンドル)の場合だけ購入が可能なOSです。CPU、メモリ、ハードディスクドライブ、マザーボード、DVD-R などのドライブ、拡張ボードなどで、DSP版 OSをインストールするPCに組み込んで使用します。

Core i3クラス以上のCPUでしたらHDDとDSP版OSで再セットアップしてパソコンをWin7にて継続使用が可能ですがCeleronクラスでは買い替えた方がいいでしょう。自分でHDD入れ替えからセットアップ出来ない時は業者に依頼しますが部品代、OS代金、セットアップ費などを考えると結構な金額になります。このような作業は社内に情報システム部門がある法人に限られます。
情報システム部門では交換したPCは故障時の予備機(メール・ネットは禁止)として保存します。内部のメモリなど使える部品のみ保存する場合もあります。またリースが残っている場合はリース切れまで実機を置いておく事が必要です。
もうすでにパソコンの価格が上がってきていますが、遅くなるにつれてさらにダウングレード料、DSP版セットアップ料などの費用負担が増えると思われます。
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【2014/02/17】追記
コンシューマ向けWindows 7プレインストールPCは2014年10月まで販売
ProfessionalのOEM販売はその後も継続
米Microsoftは2月14日、Windows 7プレインストールPCは今年10月まで販売可能であることを明らかにした。この日付はこれまで未定だった。
14日に更新されたMicrosoftのライフサイクルサポートページの情報によれば、Windows 7 Home Basic/Home Premium/UltimateのプレインストールPC販売終了日は2014年10月31日。ただし、Windows 7 Professionalに関しては、終了日は未定となり、販売終了時期決定は先送りされた。パッケージ版のWindows 7については、すでに2013年10月31日付で販売が終了している。また、Windows 7のサポート終了日に変更はない。
Windows 7 Professionalは主に企業で使用されていることから、Windows XPの轍を踏まないようにするため、Microsoftがどのような決定を下すのかに注目が集まりそうだ。
プレインストール版販売終了日に注目が集まっていたのは、Microsoftが昨年末にOEM向けWindows 7出荷停止を誤って発表したからだ。当初は“人気のないWindows 8への移行を顧客に強制する動き”との臆測も呼んだが、後に「発表が誤って掲載された」として、後日改めて期限を設定するとしていた。今回、その販売終了日が発表されたことになる。
今回の発表においてもWindows 7 Professionalの販売終了日発表は先送りされたが、Microsoftは販売終了日の少なくとも1年前までに日付を発表するとしている。
なお、Windows 7のサポート期限終了日は、Service Pack 1がインストールされていれば2015年1月13日まで、延長サポートは2020年1月14日まで。2020年1月14日以降は、セキュリティーパッチを含め、いかなるアップデートも提供されないことになっている。

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