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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

そのままXpを使い続けたい

先日Windows Xpのサポートが2014年4月に終了するので端末のリプレイスを提案したところ、「そのままXpを使います」という答えが返ってきました。恐らく予算の問題、使い慣れた方が良い、機器を更新しない自治体がある、セキュリティ問題の経験(感染経験)が無いなどから判断したのでしょう。毎日のようにウイルス感染やセキュリティ問題に対応している私からは想像もつかない返事でした。

XPロゴ

Xpのサポート期限が過ぎれば、現在動作している各アプリケーションのXp向けのアップデートは行われません、またソフトウエア各社はXp向けのサポートチームを存続するようなムダはしませんのでOSのサポートが終わることはその上で動作しているソフトウエアのサポートも終わります。攻撃側から見ればさまざまなXP向けの ハッキング クラッキングツールが出回りますのでそのままXPを使い続けるリスクはさらに増加します。

システム開発が間に合わないまたはその他の事情でXp継続使用する場合は次のような対策があります。
1.セキュリティアプライアンスを導入し、Xpパソコンを順次入れ替えていく。
費用はかかりますが多くの企業で導入されています。※追記参照

2.社外とのメールやインターネットを使わないクローズ環境にする
自治体などでのシステムは社外に接続されいないタイプが多いです。USBメモリも禁止にすべきです。

3.メールサーバーなどでのウイルス対策の導入し、IPフィルタリングで訪問サイトを限定する
社内システム管理者、ネットワーク管理者に相談します。ゲートウエイの機器の交換になることもあります。

セキィリティ事故や個人情報漏洩が起きた時に、XPの継続使用は過失と判断されない事があります、最低限のセキュリティ対策は行いましょう。

※Windows7パソコンはいつまで販売されるのですか? との問い合わせを頂きます。すでにパッケージ版の販売は終了しました。残るはOEM版のみになっています。



【2013/11/18追記】
SCSK、Windows XPの継続利用を支援するセキュリティサービス 

2014年4月以降のサポート終了後も継続利用する必要のある企業や移行作業が間に合わない企業を支援するという。

SCSKは11月18日、「Windows XP保護ソリューション」の提供を開始した。マイクロソフトによるサポートが2014年4月に終了するが、Windows XPを継続利用する企業や新OSへの移行作業の間に合わない企業を支援するという。

 このソリューションではWindows XPのクライアントマシンが設置されているネットワークにIPS(不正侵入防止システム)を設置し、XPの脆弱性を突く外部からの攻撃をブロックするという。同社は利用企業のシステム環境に合わせたチューニングを行い、IPSの運用やセキュリティ監視のサービスも提供する。

 ソリューションメニューは、IPSによる攻撃防御の「HP TippingPoint IPS」が300万円から、IPSの運用やセキュリティ監視の「SCSK Global CSIRT/SOCサービス」が月額20万円からとなる。



【2014/1/8追記】
Windows XP 移行対策セミナー」開催のニュースを掲載。

 例えば、日本商工会議所との連携による、中堅中小企業を対象とした「Windows XP 移行対策セミナー」もそれらの施策のひとつだ。サポートが終了となる4月9日までに全国で20か所以上での開催を予定しているという。

 商工会議所との連携によって、日常的にITの話題とは縁がないような層にリーチできる。システム管理者不在でパソコンを使い続けているような現場では、毎日IT系のニュースサイトを開くことなど考えられず、この時期になっても、この事実を知らなかったり、あるいは知っていても、使えるパソコンを使い続けて何が悪いのかと思っている経営者も少なくないだろう。現場によっては見積書の発行から、受注管理、請求書のプリントまで、すべてExcelだけでやっているようなところもあるのだ。

 こうしたセミナーに出席して、じっくりと語られるXPを使い続けることのリスクを理解してもらえたとしても、彼らが知りたいことは、どうすれば安全にXPを使い続けられるのかということではないかという懸念もある。

周辺機器がXP非対応なったら入れ替えは進むのでは
 自宅でプライベートに使う家族のためのパソコンは最新機種に入れ替えても、不自由なく動いている業務に関するパソコンは、たとえそれが10年前のハードウェアとアプリケーションであったとしても、なかなか新しいものに入れ替えようとは思わないものだ。プリンタだって印刷ができる限りはインクを補充して使い続ける。むしろ、印刷できなくなって新たにプリンタを購入したら、XPがサポートされていないことがわかり、パソコン本体の買い換えを考えるといった順序かもしれない。OSよりも、XP用プリンタドライバの提供を各プリンタベンダーがとりやめたら、けっこうな騒ぎになるかもしれない。

 クルマは物理的に動く限り、車検さえ通るのなら、ずっと乗り続けることができる。賞味期限の切れた食料品は、それを食べると、もしかしたら腹をこわすかもしれない。クルマと食料品、そして、パソコンの違いはどこにあるのか。まずは、そういうことから徹底周知しなければならないだろう。

【2014/01/16】
Microsoft、OSサポート終了後もWindows XPに「Microsoft Security Essentials」を2015年7月14日まで提供。


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[ 2014/04/15 02:42 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
ご指摘ありがとうござます。

> ×ハッキング ○クラッキング
[ 2014/04/15 11:03 ] [ 編集 ]
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