企業でシステムを構築、導入しますと保守料というのが発生ます。中小企業で初めてシステム構築、導入するときに保守料について
「何でこんなに毎月費用がかかるのか?」と言われます。顧客にしてみれば、問題無く動作して当たり前で初期費用と同等額を3年から5年間で支払うのが納得できないと思うのでしょう。

以前ある公共団体が入札でシステム開発費を1円で落札したニュースがありました。この例を見てもその後の保守料がいかに重要かを示しています。システム開発会社は3年から5年程度で十分利益が上がる仕組みになっていますのでシステム保守料金の
適正価格はあって無いようなもので特に決まりはありませんがシステム会社主導で決まることは確かです。
重要な事は事前にシステム会社と保守費用について十分打ち合わせをしてサービスレベルについて合意することだと思います。またシステムにもよりますが保守契約なしではシステムを使い続けることはできないと思います。中には保守契約無しで運用されて後になって機能追加や変更を依頼されることがありますが、システム会社によっては一切対応しない、費用が割高、導入時にさかのぼって保守料の請求をするなど対応はさまざまです。
保守料とは一種の保険とも言えます。システムが安定稼動していればいいのですが、日頃のメンテナンスの他に操作方法や色々と問い合わせをしたり、機能追加や変更、問題が発生した場合の優先対応、また待機してもらうための費用と考えることもできます。システム会社もそれなりの人的リソースを使うわけですから費用がかかります。専用システムを導入する時は費用対効果を事前に十分検討することをお勧めします。
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