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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

事務所に設置している業務用サーバー

今週は事務所設置の業務用サーバーHDDの故障が相次ぎました。事務所はサーバー設置場所としては好ましい環境ではありません。室温の変化が大きい、ほこりが多い、電圧が不安定など機器の耐久試験のような環境とも言えます。最近の節電対策で夏場エアコンを切った状態ではサーバー内部は50度を超えることもあります。

正常な物理ディスク

残念な事ですがサーバー購入したらメンテ無しでも動いて当たり前と考える経営者がいます。RAID構成でHDDが故障しても気づかずに使い続けいきなり動かなくなりデータも読めなくなってから相談を受けますが、データ復旧には100万円ぐらいかかると伝えると「高い」と言われます。検索するとわかりますがHDD故障のデータ復旧はクリーンルームのような専門の施設が必要で何日も専門家が対応しますのでそれなりの費用が発生します。その損害は会社に致命的な影響を及ぼす時もあります。

サーバーのRAID構成ですが小さな事務所ではスピードや容量面では他のRAID構成には劣りますがRAID-1が一番お勧めです。ミラーリングとも言いますがあらゆる面で障害復旧が容易なこととです。RAID-5でHDD4本以上の構成を見かけますがRAID-5構成では3本が理論的には一番障害発生率は低くなります。RAID構成ではHDD数が多いほど障害発生率は高くなるのが理由です。HDD数が多いから安心では無いので無駄な投資にならないように専門家に相談することをお勧めします。
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