最近中古パソコンの市場が拡大し、アフターサービスも良くなってきました。社内システム管理者時代に廃棄するパソコン、周辺機器について専門の業者と契約を結び数ヶ月に一度引き取りに来てもらっていました。こちらとしては廃棄にかかるコストが削減できます、その上に時にはそれなりの価格で引き取ってもらうこともありました。引き取り業者方に聞くと引き取られたパソコンは再生できる物はOSを再インストールして低価格で販売されるそうです。


ある役員が「経費削減が必要なので中古パソコン導入したら」と言うではありませんか。日常業務で機器のメンテナンスをしている社内システム管理者にとって中古パソコンは導入に手がかかるのがわかっているので「新規PCとのコストの比較表を後日提出します」と切り返しました。経営者としてコスト削減は当然ですが企業では一部を除いて私は中古パソコンはおすすめしません。
パソコンは日増しに処理能力が向上しています。まず中古パソコンは処理能力が遅いのでセットアップに時間がかかります。ハードディスクの交換にコストと時間がかかります。企業使用ですのでProfessionalのOSが必要です。ボリュームランセンスを1つ使う事になります。つまりコストは新品より逆に高くなるのです。それだけ新品パソコンが安くなったとも言えます。このような事を比較表にして提出し事なきを得ました。

何でも中古が安くていいと思っている経営者の方には考え直して欲しい物です。ハードディスクは消耗品なんです、家庭でパソコン入門で使う分には中古パソコンもいいと思いますが企業ではリスクになります。このリスク軽減のためハードディスクの換装をして他の部品をチェックします。日本では未だにWindows Xpが2,000万台以上稼働しています。社内システム管理者の方は益々忙しくなりますね。
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