先日お伝えしたようにWindows Live メールが来年1月10日にサポートが終了し新たにダウンロード出来なくなります。あまり知られていませんがWindows 10には未対応だそうです。未だにWindows Live メールを使用しているユーザーを抱えている社内システム管理者には頭の痛い問題です。企業ですのでメールソフトを変更についてはマニュアル作成や操作サポートなどユーザー数に応じて負荷が増大します。50人規模ですと結構な工数がかかります。
MSさんによると
Windows Live メールは2017年1月10日以降も引き続き使用できますか?
はい、できます。ただし、一部のメール サービス プロバイダーは、セキュリティと信頼性を改善するために、Windows Live メールでサポートされていない新しい電子メール プロトコルに移行しています。これらのメール サービス プロバイダーでは、機能しなくなる可能性があります。
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ローカルで運用するメールソフトは色々ありますが高機能なのは「Thunderbird」ですが移行には手間がかかります。ローカルメールからローカルメールの移行は時間がかかる上にある程度のスキルが必要になります。一方クラウド環境では無料のGmailが高機能です。過去のメールデータはIMAPを利用して、アドレス帳はCSVデータでエクスポートして比較的楽にクラウドへ移行できます。この際クラウド環境への移行をお勧めします。その他の無料クラウド環境にではOutlook.com があります。有料ではMicrosoft Exchange、Offce365、Google Apps等があります。
【Windows LiveメールからGmailへの移行】
【手順①】
Google アカウントの作成 /既にお持ちの場合は【手順②】へ
https://accounts.google.com/SignUp?hl=jaGmail にログインします。
http://mail.google.com/mail?hl=ja右端の歯車のアイコンをクリックし、下から4行目の[設定] を選択します。

メニューから[メール転送と POP/IMAP] をクリックします。
下段にある[IMAP を有効にする] を選択し変更を保存します。
Gmail側の設定は以上です。
https://support.google.com/mail/answer/7126229?topic=13294&visit_id=1-636164293061659170-2059644317&rd=1【手順②】
Windows LiveメールにてGmailのアカウントを作成します。
左上の{ファイル]---[オプション]---[電信メールアカウント]
[追加]---[電子メールアカウント]---次へ
電子メールアカウントを追加するウインドウを開きます。

電子メールアドレス(Gmail)
パスワード(Googleアカウント)
表示名(Gmail転送用/任意)
次へで設定は通常は自動で完了しますが
うまく動作しない場合はプロパティから以下の設定項目を確認します。
受信メール(IMAP)サーバーの設定
imap.gmail.com ポート: 993
SSL を使用する: はい
送信メール(SMTP)サーバー – TLS が必要
smtp.gmail.com ポート: 465 または 587
SSL を使用する: はい
認証が必要: はい
【手順③】
既存メールの移行
受信、送信したメールデータを Gmail に移行するには、メールを新規に作ったGmailアカウントにメッセージをコピーまたは移動すると時間をかけて Gmail に反映されます。フォルダ分けも反映されます。
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