ITILの最新バージョンはV3です。社内システム管理者にとってはV2を手本にしてもいいと思います。ITIL V2は2000年に7冊が出版され、V3は2007年に5冊が英語版で出版されています。V3は基本的コンサプトはV2から継承され新たにライフサイクルモデルが採用されています。ニーズの変化に適合させるためのバージョンアップです。

社内で「システム管理者は何をしているのですか」、「パソコンが故障しなければいなくてもいいのではないですか」などと言われることも少なくありません。そこで社内システム管理者の業務についてITIL V3に基づいて簡単にご紹介します。
1.サービスストラテジ
財務管理、サービスポートフォリオ管理、需要管理
2.サービスデザイン
サービスレベル管理、サービスカタログ管理、キャパシティ管理、可用性管理、ITサービス継続性管理、情報セキュリティ管理、サプライヤ管理
3.サービストランジション
移行の計画立案およびサポート、変更管理、サービス資産管理、構成管理、リリース管理、展開管理、サービスの妥当性確認とテスト、評価、ナレッジ管理
4.サービスオペレーション
インシデント管理、イベント管理、要求管理、問題管理、アクセス管理
5.継続性サービス改善
サービスレポート、サービス測定
上記の様に社内システム管理者は規模に応じてやるべき事はたくさんあります。それぞれの内容については今後ご紹介させて頂きます。
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