社内システム管理者の場合XpパソコンからWin7パソコンへの移行する時、数台のパソコンでしたら力仕事で時間をかけて行いますが、50台、100台ともなると自動化することになります。特にデスクトップ環境の移行には手間がかかります。そこでユーザー状態を移行するツール、User State Migration Tool 4.0を使います。

【ツール・方法】
1.移行ツールの入手---使用するのは、Windows 自動インストール キット (AIK)です。入手方法は前回お知らせしましたが社内システム管理者必須ツールの一つですので手元に置いておくことをお勧めします。ご自分のパソコンへインストールしてみてもいいと思います。
2.USMTをXPパソコンまたはネットワーク共有に USMT フォルダー全体をコピーします。USMTは「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\USMT」にあります。またWindows XP コンピューターには Microsoft .NET Framework 2.0 以降と Microsoft XML Core Service 6.0 がインストールされている必要があります。
3.XPパソコンでは「scanstate.exe」を使ってXpパソコンのユーザー情報を取得します。
4.Win7パソコンでは「loadstate.exe」を使って新しいパソコンにユーザー状態を移行します。
5.自動化のためにバッチファイルなどを作成すると便利になります。
【コマンド例】
scanstate.exe <ユーザー情報転送先> /o /c /nocompress /i:migapp.xml /hardlink
loadstate.exe <ユーザー情報転送元> /c /lac /hardlink /nocompress
Windows 自動インストール キット (AIK)は慣れると便利なツールです。
- 関連記事
-