桜も開花して気温が上がってきました。サーバーを自社で管理する社内システム管理者にとっては憂鬱な時期になります。サーバーが24時間空調管理された場所に保管されていれば問題無いですが、同じ室内に設置されてれば故障リスクは増えてしまいます。

数年前ですが、5月の連休明けに窓際の方から「ピー」という音が聞こえているので見に来て欲しいとの連絡があり訪問するとサーバーからのエラー音でした。サーバーの設置場所を見ると窓際の日当たりのいい所に置いてありました。ネコなら喜びそうな場所ですがサーバーにとっては耐久試験のような場所でした。連休中にエアコンを切って帰るため室温が45度ぐらいまで上がっていたようです。RAID1構成でしたがHDDは2本とも壊れていました。結局サーバー入れ替えや再構築で150万円ほどかかりました。また復旧まで手作業での業務になってしまいました。データについては自動バックアップされていたのでなんとか助かりました。
入れ替え作業中に色々ユーザーに聞くと、よくサーバーが「うなって」いてうるさいので空気取り入れ口にダンボールを横に付けたと言っていました。再構築後にサーバー「うなって」いる時は内部温度があがって冷却ファンの回転数が上がっている時ですので通風をよくしてくださいとお願いして設置場所を変更しました。現在そのユーザーはデータセンターを利用しています。最近はクラウド環境やデータセンターが低価格で利用できるようなってきました。
やむを得ず事務所などにサーバーを設置する時は
1.日の当たらない風通しの良いところに設置する
2.フィルターなどはこまめに清掃する
3.土日などは必要に応じてエアコンをつけたままにするか、サーバーをダウンする。
サーバー温度管理について(追記)
何度が適温なのかのご質問を頂きました。
一番大切な事は温度変化が少ない方が良いと言うことです。
22度前後から26度前後が管理者も作業しやすく適温と言うことが出来ると思います。データセンターなどでは下部から上部へ空気が流れるようになっていて熱が溜まらないように工夫されています。専用のサーバー部屋が無い時は夏場に事務所内エアコンと扇風機で対応している会社を見たことがあります。
結論として決まった温度は無いのですが、一定の温度を維持する工夫が必要です。温度管理を導入すると故障発生率が激減します。(体験値/10年以上)
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