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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

システム管理者のWindows10への移行動作確認作業

Windows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1のユーザーは、Windows 10のリリース後1年間に限り、無料でアップグレードできると発表されました。社内でシステム管理をしている方の多くは今後動作確認に時間を費やすことになります。OSが無料でアップデートできても今あるソフトウエアが動作しなければ意味がありません。

windows10_150122


現在企業で使っている基幹システムは32bitでローカルで動作しています。Windows8では動作しなくなったシステムが結構ありました。予算のある会社ではクラウド化してクライアントの変化に対応できるようになっていますが多くの中小の企業では未だにWindows Server 2003 R2を使っています。

昔のOSではアップデートしなければ使えない事が多かったのですがセキュリティの脆弱性がありますが今は業務には使えるので2003 ServerやXPが未だに多く使用されています。Windows8では動作しなかったソフトウエアがWindows10で動作するかどうか、操作性の問題など多くのWindows8の不名誉を挽回できているかどうか動作テストを重ねて検証します。来週にはWindows10の新ビルドが公開されます。

2015年1月のウインドウズアップデート

緊急1件、重要7件のセキュリティアップデートです。
今回も今のところサーバー、PCは問題無く(下記注意)適用されています。
【注意】
Windows7 SP1とWindows8ではWindows8.1用 Microsoft.NET Framewaork 4.5.2 (KB2934520)がデフォルトでチェックが外れています、チェックを付けずに2回に分けて適用を行いました。理由は一度にアップデートを試みてエラーになる事が多い為です。

今回のアップデートは二回の再起動が必要です。(Win7,Win8で分けて行う場合)

緊急
MS15-002 Windows Telnet サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される (3020393)
重要
MS15-001 Windows アプリケーションの互換性のキャッシュの脆弱性により、特権が昇格される (3023266)
MS15-003 Windows User Profile Service の脆弱性により、特権が昇格される (3021674)
MS15-004 Windows コンポーネントの脆弱性により、特権が昇格される (3025421)
MS15-005 Network Location Awareness サービスの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (3022777)
MS15-006 Windows エラー報告の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる (3004365)
MS15-007 ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装の脆弱性により、サービス拒否が起こる (3014029)
MS15-008 Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (3019215)

社内システム管理者の操作記録は重要

先日のベネッセの顧客情報流出で社長さんの対応が一昔前の「自分たちが被害者」「賠償は考えていない」「ジャストシスム社はデータを使うな」「一転して賠償はする」「通信教育会社としては考えられない様な事務処理的なお詫び文書送付」と言うような無責任、一貫性の無いものでした。社長になってすぐだったのでマスコミの追求も緩かったように思います。通信販売や顧客情報の管理についての知識が無いのになぜ社長を引き受けたか不思議です。中小企業でしたら存続の危機レベルのインシンデントになります。幸いにも管理者の操作記録があったので原因の特定ができました。

情報システム室

このようなタイプの経営者の元で働くシステム管理者は余計な負荷がかかります。今なおサーバーのリプレイスで苦労している社内システム管理者が多いのはシステム知識の無い年配の経営者が多いようです。一方最近の若手の経営者はシステムはなるべく社内で管理し投資も積極的です。

社内システム管理者は社内の全てのデータ操作が可能になります。社内システム管理者時代にセキュリティサプライヤや監査法人にセキュリティ監視システムの導入相談した時「社内システム管理者であるあなたの操作記録が最も重要です」と言われたことを思い出します。この操作ログは管理者自身を守るためにも有用です。当時費用はかかりましたが、特定のフォルダへのアクセスなどを検知するとメール送信してくれ、全てのアクセスログを記録するシステムを導入しました。今では同等機能のシステム価格は半分以下になっています。

Microsoft Office 、今はクラウド移行への過渡期

今年もよろしくお願いします。
今年の正月はめずらしくサーバー類には大きなエラーもなく思うようなメンテナンスができました。ここ数年で一番安定していたように思います。サーバーの大半は今年サポート終了のWindows Server 2003 R2です。

グラフ

Microsoft Office 365の価格改定が新年早々ありました。Officeは従来のタイプからクラウドベースへの移行の途中です。扱っている私たちでさえややこしく感じます。MSさんからはOffice 365の販売強化依頼が増えました。得意先の企業ではOffice 2007が多く、また一番安定しているようです。

最近のOfficeは一つ買えば複数のPCにインストールできる様になっています。これは個人に限ってのことで企業ではライセンス違反になるようです。会社ではボリュームラインス等を購入して正しくライセンス管理をしましょう。
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