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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

Windows Server 2012 メンテナンス中にハング

多くのシステム管理者はサーバーのメンテナンスをリモートデスクトップで行います。接続先は自社内のサーバー、国内各拠点、海外などです。今回Windows Server 2012へ接続中にエクスプローラがハングしました。サーバーでエクスプローラがハングすることは今まで経験がありません。 幸いにも誰も使用してなかったのでリモート側からCTRL+ALT+ENDキーを押して再起動により回復しましたが原因を調べると・・・なんとMSさんのバグでした。

2012 server


修正プログラムは KB3048778で内容は以下の通りです。
この資料は、3033889 の更新プログラムが原因でリリース後、この問題を解決する更新プログラムについて説明します。3033889 の更新をインストールした後に、日本語または韓国語を使用するシステムの入力方式エディター (IME)、Windows エクスプ ローラーが応答を停止または「ハング」、とクラッシュする可能性があります。この問題は、Windows Server 2012 の R2、8.1 の Windows、Windows Server 2012 の、または Windows 8 を実行しているコンピューターでのみ発生します。

結局オプションプログラムを適用後にもう一度再起動することになりました。
オプションでの更新とは・・・、重要だと思われるのですが。

2015年3月のウインドウズアップデート

今月は更新数が結構ありましたが問題無く適用できました。(2003serverを除く)
更新ができない場合は他の問題があると思われます。
OfficeのバージョンによってはWindows7 Proパソコンでは20個以上になります。
OfficeのバージョンによってはWindows8 Proパソコンでは40個以上になります。
スペックの低い機種では時間がかかりますので辛抱強く待ちましょう。
先日Surfaceのセットアップしたら更新だけで1Gを超えていました。これだけ更新が多いのならサービスパックなどで一括で更新できるようにしてほしいものです。再起動は7~8回は必要でした。
遅いWiFi環境では半日仕事になります。

Windows2003 serverについは自動更新は可能のようですが、手動で新しい更新入手にはこちらをご覧ください

2003server windows update 201503

2003 server のウインドウズアップデート

2003server のマイクロソフト社のサポート終了まで残り数ヶ月なってきたので今のうちにウインドウズアップデートをしておこうと思いIEからアップデートしようとするとエラー番号 0x80248015 によってアップデートができなくなりました。まずは日本マイクロソフト サポート部門 WSUS 担当チームのブログを見てトライするも改善しない。

2003 server エラー

色々試した結果以下の方法で改善しました。内容を転載します。
サーバーへの適用は各自の責任で行ってください。

ledermycin 返信日 11月 25, 2014
c:\windows\system32\muweb.dllのVer.7.6.7600.257が元凶のようです。
以下のサイトから、Ver...256をD/Lして置換してください。
X86
http://download.windowsupdate.com/v9/1/microsoftupdate/b/selfupdate/
WSUS3/x86/Other/muweb.cab


X64
http://download.windowsupdate.com/v9/1/microsoftupdate/b/selfupdate/
WSUS3/x64/Other/muweb.cab


修復置換
32ビットの場合

情報源は以下です。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/windowsserver/en-US/77990b62-d97f-4648-815f-b021ddc07b5e/windows-update-for-windows-server-2003-will-not-load?forum=winservergen
http://www.msfn.org/board/topic/173049-windowsmicrosoft-update-not-working-on-windows-2000xp2003/?p=1089371

なお、Microsoft社は、以下のように対処方法を提示しています。
原因を調査しているだとか言ってますけど、アテになりませんね。
Windows Server 2003 環境において、Microsoft Update 実行時に 0x80248015 エラーが発生する
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2014/11/20/windows-server-2003-microsoft-update-0x80248015.aspx

windows server 2003 windows update 失敗
windows 2003 server 更新できない
2003 server Windows Update できない

事務所に設置している業務用サーバー

今週は事務所設置の業務用サーバーHDDの故障が相次ぎました。事務所はサーバー設置場所としては好ましい環境ではありません。室温の変化が大きい、ほこりが多い、電圧が不安定など機器の耐久試験のような環境とも言えます。最近の節電対策で夏場エアコンを切った状態ではサーバー内部は50度を超えることもあります。

正常な物理ディスク

残念な事ですがサーバー購入したらメンテ無しでも動いて当たり前と考える経営者がいます。RAID構成でHDDが故障しても気づかずに使い続けいきなり動かなくなりデータも読めなくなってから相談を受けますが、データ復旧には100万円ぐらいかかると伝えると「高い」と言われます。検索するとわかりますがHDD故障のデータ復旧はクリーンルームのような専門の施設が必要で何日も専門家が対応しますのでそれなりの費用が発生します。その損害は会社に致命的な影響を及ぼす時もあります。

サーバーのRAID構成ですが小さな事務所ではスピードや容量面では他のRAID構成には劣りますがRAID-1が一番お勧めです。ミラーリングとも言いますがあらゆる面で障害復旧が容易なこととです。RAID-5でHDD4本以上の構成を見かけますがRAID-5構成では3本が理論的には一番障害発生率は低くなります。RAID構成ではHDD数が多いほど障害発生率は高くなるのが理由です。HDD数が多いから安心では無いので無駄な投資にならないように専門家に相談することをお勧めします。

社内SE、社内システム管理者のスキル

社内システム部ような組織がある会社では若い時から先輩やユーザーから育てられそれなりにスキルを身につけていきますが、一人や数人の小規模の会社ではそのスキルはさまざまです。時折訪問先で客観性の無いシステム管理をする方もいます。そのような管理者は承認、バックアップや、動作テストなどをスキップしがちです。サーバーの処理コマンドを一つ間違えば会社に致命的な損害を与えることになります。

合意

社内システム管理者は年齢と共に業務内容は変わってきます、システム予算作成時には経営者層に内容説明するスキルが求められます。今や自社のみでシステム管理できる時代ではなく外部業者(サプライヤ)の力をかりることになります。そこには様々な合意文書があり一部にはITの専門用語、法律用語が多用されます。社内管理者はその内容をわかりやすく説明し、保守費用などが妥当かどうか判断する事が仕事になっていきます。さらに経験を積んでいくと合意文書などを起案できるスキルが必要になります。

ITILでのサービスレベル管理(合意文書)

SLA サービス品質合意 (Service Level Agreement)
主体/顧客とプロイバイダ
言葉/ビジネスで理解できる用語
備考/定期的な見直しをする  継続的サービス改善プログラム(Continuous Service Improvement Programme,CSIP)

OLA 組織内SLA(Operational Level Agreement)
主体/ITとIT プロバイダ内、プロバイダと内部サプライヤ
言葉/IT関係者が理解できる技術用語
備考/SLAを支援します

UC 請負契約(Underpinning Contract)
主体/ITと外部サプライヤ
言葉/IT関係者が理解できる技術用語と法律用語
備考/SLAを支援します

社内規程、規定、規則など同じようにSLAを中心としてOLAとUCの整合性が重要です。
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