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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

海外の社内システム管理者

社内システム管理者の業務で新人のパソコン手配や初期設定などがあります、入社日に合わせて仕事をしてもらうために総務などから早めに通知が届きます。一方退職者への対応はなぜか通知が遅れがちになります、上司が説得している、回りへの影響があるので総務や経営者が公表していないケースがあります。日本らしい対応とでも言えるかも知れません。

海外(欧米)の会社では総務という部署がありません、外資系に吸収されると総務系の社員は苦労します、「なにをするところですか」などと聞かれ部署存続にかけて外国人経営者に説明するところから始まります。一方情報システム部署はほとんどの会社にあり経営者と一体となってユーザー(社員・従事者)を管理しています。

リストラ

海外(欧米)ではリストラや退職者のリストに入るとすぐに情報システム部署へ通知があり、社内情報へのアクセス制限や行動記録の監視対象になります。本人への通知のために上司に呼び出される日時が設定されるとそれに合わせて端末などのパスワードなどを変更します。上司との話が終わって自席に戻るとパソコンなどは使用不可になります。冷淡な対応にも思えますが情報管理では通常の対応です、情報漏洩の約70%は社内からと言われていますので社内規程や規則を作りしっかり対応する事でコストを抑えた情報管理が可能になります。海外でこのような社内システム管理者として継続して働くためには資格の取得、更新、ユーザー満足度の向上など見える成果が必要ですので競争の激しいポジションと言えます。

マルウエア Emotet の感染に関する注意喚起 11/27公開
https://www.jpcert.or.jp/at/2019/at190044.html

元勤務先の全データを消去 元システム管理者の男を逮捕
https://www.sankei.com/affairs/news/191125/afr1911250027-n1.html

社内システム管理者業務の外部委託

今やパソコン、タブレット、スマホが無ければ仕事が出来ないくらい業務にIT機器が欠かせません、それに伴いそれらの機器を管理する係が必要になります。総務、経理などの管理系の業務をしながら兼任管理、兼務無しの専任社内システム管理者など各社さまざまです。

社内SE

色々な企業を訪問しますが社内のシステム管理が出来ている会社は多くありません、システム部が社内にあっても基本的な管理ができていない会社もありシステム部員が常に電話でユーザーからの問い合わせに追われています。恐らく拠点ごと、部署ごとに担当が分かれていると思われます。非効率なシステム管理の事例です。

先日証券会社からユナイトアンドグロウと言う情報システム部門サポート会社の紹介がありました。関東地方で情報システム管理の人材派遣やシステム管理を請け負う会社で高騰する情シス人材を共有しコスト削減と問題解決のためのスキル共有を中心とした会社のようです。特に問題解決に結びつくIT情報はインターネット上には一部しか公開されていないのでSYSZOと言う情報共有は参考になるかも知れません。自社で社内システム管理をするにはまず最初に「あらゆる問い合わせ内容」を記録することが第一歩と思います。

2019年 11月のウインドウズアップデート

2019 年11月のセキュリティ更新プログラム (月例) (公開は午前9時頃)
セキュリティ更新プログラム ガイド(DB)
2019 年 11月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する

Windows 10 1909が公開されました、今回は通常のWindows Updateと同様以下の手順で入手できます。更新時間は10~20分程度でサイズは64bit版で310.6MB、32bit版で154.1MBです。新たな機能よりも安定性を重視したそうですが個人ユーザーではあまり使用しないWindows Virtual Desktop、Desktop Analyticsが一般利用可能に、Microsoft Endpoint Managerなどの管理プラットフォーム、サーバー配信最適化ツールが更新されています。

※Windows 10 1903で発生する 0xc1900223 エラーについて
このエラーは、選択した更新プログラムのダウンロードやインストールで問題が発生したことを示します。Windows Update の再試行が後で実行されます。このエラーが発生した時点では、何も行う必要はありません。

【1909適用方法】
Windows Updateの設定([設定] > [ 更新とセキュリティ] > [ Windows Update])を開き、[更新の確認]を選択 します。更新が表示されたら、[ ダウンロードして今すぐインストール]を選択。
※適用時に 2回再起動されます
※1903の更新を適用してもしなくても結果は同じでした
※Office関連の更新もあります、Excelが遅いなどの問い合わせ時には確認が必要です

Windows 10およびWindows Serverのバージョン1803のHomeおよびProエディションはサービス終了になります、サービスの終了時またはサービス終了数か月前のWindows 10デバイスの場合、Windows Updateは機能の更新を自動的に開始しますので注意が必要です。(ユーザーは都合の良い時間を選択できます)。
1909
なぜかインストール日が8/31の日付になっています・・・

今回はWindows 7 Professional 32bitへの適用に再起動を数回させられました、残り2ヶ月ですが最後までしっかりサポートして欲しい所です、また個人向けにもWindows 7 Proの延長サポートが販売されるようですXPの時は高価格(個人向けは無し)でしたので価格が気になるところです。



win10_down_logo.
ツールはWindows 10 1909です

※Windows 10のトラブルに対してOSの再インストールを頻繁に使っています。時間はかかりますが確実な修復方法です。
  (USBなどからの更新の方が成功率は高いです)
※起動しないWindows 10でシステムを初期化するには
※起動しないWindows 10でシステムの復元をするには以下の記事をご覧ください。

https://capacitor.jp/blog-entry-412.html

※更新プログラムが正しくインストールされたかを確認する方法

Windowsメッセージセンター (Microsoft 最新情報)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/windows-message-center

有料セキュリティ対策ソフトの現状

有料パソコン用のセキュリティ関連製品の開発・販売の大手トレンドマイクロが個人情報が流出し悪用されたと発表しましたがこのような問題はこれまでも発生しておりその都度社内教育の徹底や管理体制の強化を表明しています。この事は人材育成がいかに重要かを示しています。どこの会社でもよくある事なので「情報漏洩はあり得る」「情報は漏れるもの」と認識しリスクマネジメントすることが重要です。

Windows 10になってセキュリティ対策ソフトはOS標準搭載になり有料セキュリティ対策ソフトの利用者は減っています。2000年以降に色々な有料セキュリティ対策ソフトを法人で導入しましたがトラブルが発生しないソフトは一つもありませんでした。ウイルス対策ソフトのトラブルは社内システム管理者にとってはユーザーからの対応と有料セキュリティ対策ソフト会社との対応を同時に行う負荷の高い業務でしたのでいい思い出はありません。

トレンドマイクtロ

一般のパソコンはOS標準搭載のセキュリティ対策ソフト利用者が増えていますが、サーバー関連ではオンプレミス、クラウド、ハイブリットなどの環境では有料セキュリティ対策ソフトまたは関連ツールはよく利用されています、有料セキュリティ対策ソフトビジネスはサーバー関連に移行しているようです。
※MicrosoftはWindows Server 2016以降にWindows Defenderを標準搭載しています。
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