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システム屋さんの忘備録

訪問ありがとうございます。中小企業の社内システム管理者向けWindows情報とまれに京阪神の情報も発信しています。

システム管理者に不人気なWindows 10 1903

Windows 10 1903にはシステム管理者がよく使用するリモートデスクトップ機能にブラック画面になり操作不能になるという欠陥がありました。今回の「2019-08 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1903 の累積更新プログラム (KB4512941) サイズ: 262.5 MB 」にて現象が回避されるようです。改修内容と不具合情報は下段に記載しています。

このWindows 10 1903 KB4512941を適用しようとしたら0x800f0985によって
「更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後で再試行されます。」と表示され何回やってもインストールできません。(一部PC)

0x800f0985

【方法】 私は1、5番を使用しています。
1.Windows Update 更新データベースキャッシュをクリアして再起動して再試行
対象フォルダ:C:\Windows\SoftwareDistribution\Download

2.Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する

3.セキュリティソフトウェアを無効にし、クリーンブートを実行する 【お勧めしません】
検索ボックスに移動し、「msconfig」と入力します
[システム構成] を選択し、[サービス]タブに移動します
[すべてのMicrosoftサービスをすべて隠す]> [すべて無効にする]を選択

4.Windows Updateを手動でインストールする
KBから始まる番号をこちらのサイトで検索しインストールする KB4512941

5.Windows 10を USBなど から再インストールする【推奨】
一番確実な方法でシステム管理するPCでは1年に一度のほか、問題発生時に実行しています。重要なのは都度こちらから最新版を入手する事です。今回も更新しましたが KB4512941 は含まれていました。(約1~2時間かかります)
※成功率は「今すぐツールをダウンロード」から作成したUSBなどからのインストールの方が高いです。

2019年 8月のウインドウズアップデート

2019 年 8月のセキュリティ更新プログラム (月例)
セキュリティ更新プログラム ガイド(DB)
2019 年 8月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要
Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する

今日はお盆で休みの会社があります、システム管理者にとっては日頃出来ないサーバー系のBIOSやドライバー更新などのメンテナンスやりやすい時期です。適用にはコールドスンバイ機器などから動作テストを経て本番環境への適用を行います、基幹システムの不具合原因の約60%以上がシステム管理者などによる誤操作、手抜き、思い込みなどです。手順に沿って慎重に適用しましょう。

Windows 7では「 Microsoft .NET Framework 4.8」は同時に適用できませんので再起動後に再度適用します。Windows 10 1903で発生していたRDP接続時のブラック画面は改善したようですが1809からのアップデート時はRDPは今でも不安定ですので直接PCを操作してアップデートします。よくユーザーから「エクセルが遅い」などと言われる office 365 バックグラウンド自動更新ですが今日更新が公開されていますので手動更新で対処します。

win10_1903_logo
最新版 Windows 10 May 2019 Update 1903 の入手 (Microsoftのサイト)

※Windows 10のトラブルに対してOSの再インストールを頻繁に使っています。時間はかかりますが確実な修復方法です。
※起動しないWindows 10でシステムを初期化するには
※起動しないWindows 10でシステムの復元をするには以下の記事をご覧ください。

https://capacitor.jp/blog-entry-412.html

※更新プログラムが正しくインストールされたかを確認する方法


Windows 10 リリース情報
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/



Windows Update err
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/10164/fix-windows-update-errors

Windows Update でトラブルが発生している場合の動画です/英語
https://twitter.com/i/status/1158922574090375169


win10_faq
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12373/windows-update-faq?ocid=AID740624_oo_spl100000407234876



-------------今月の適用状況 ※適用後は再起動が必要です。--------------
【Windows 7以降 既知のエラー 】解決方法は未提供
Visual Basic 6(VB6)、VBA、およびVBScriptを使用するアプリがエラーで応答を停止する場合がある
KB4512508のインストール後、Visual Basic 6(VB6)を使用して作成されたアプリケーション、Visual Basic for Applications(VBA)を使用したマクロ、およびVisual Basic Scripting Edition(VBScript)を使用したスクリプトまたはアプリが応答を停止します。
「invalid procedure call error.」


【Windows 10 Professional 64bit 1903】
2019-08 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1903 の累積更新プログラム (KB4512508) サイズ: 259.9 MB
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4512508/windows-10-update-kb4512508


【Windows 10 Professional 64bit 1809】
2019-08 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1809 の累積更新プログラム (KB4511553)サイズ: 328.6 MB
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4511553/windows-10-update-kb4511553


【Windows 7 Professional 32bit】
2019-08 x86 ベース システム用 Windows 7 のセキュリティ更新プログラム (KB4474419)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4474419/sha-2-code-signing-support-update

2019-08 x86 ベース システム用 Windows 7 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512506)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4512506/windows-7-update-kb4512506

Windows 7 用 Microsoft .NET Framework 4.8 (KB4503548)
※再起動後に別途適用します。

ノートン、シマンテック環境のWindows 7、Windows Server 2008でOSが起動しない不具合 ※適用は現在止まっています。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1201672.html


【Windows 2012 server】
2019-08 x64 ベース システム用 Windows Server 2012 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512518)
悪意のあるソフトウェアの削除ツール x64 - 2019 年 8 月 (KB890830)
Windows Server 2012 x64 用 Microsoft .NET Framework 4.8 (KB4486081)


【Windows Server 2012 R2】
2019-08 x64 ベース システム用 Windows Server 2012 R2 向けセキュリティ マンスリー品質ロールアップ (KB4512488)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4512488/windows-8-1-update-kb4512488

Windows Server 2012 R2 x64 用 Microsoft .NET Framework 4.8 (KB4486105)
http://support.microsoft.com/kb/4486105

Windows Update カタログからドライバーや修正プログラムを含む更新プログラムをダウンロードする方法

Microsoft teams の削除 (FAQ)

2017年9月に「Skype for Businessはマイクロソフトチームになりました」と発表しましたが今年になってからOffice365にも自動的にインストールされるようになり起動時にログオン画面が表示されるようになりました。利用される方には便利な機能ですがExcel、Word、Power point、Outlookしか使用しないユーザーには必要がありません。ユーザーから削除しても起動時にログオン画面が再度表示されるのでなんとかして欲しいと言う問い合わせが増えました。

Microsoft Teams
表示されるログオン画面

Microsoft teamsを削除しても「Teams Machine-Wide Installer」も削除しないと再度インストールされるようになっていますのでログオン画面が再度表示されます。削除には以下のように行います。
削除するアプリは2つです。手動にて削除します。
削除方法が解らない方は自社のシステム管理者にお問い合わせ下さい。
1.Microsoft Teams
2.Teams Machine-Wide Installer(先にこちらを削除すると両方削除されます)

Office をアンインストールすると、Teams も削除されます。
Officeのオンライン修復や再インストールするとMicrosoft teamsが入ります。
次の様にレジストリやポリシーでインストールできないようにもする事も可能です。

グループポリシーを使用して、インストール後にMicrosoft Teamsが自動的に起動しないようにする
チームをインストールしたいが、インストール後にユーザーに対してチームを自動的に起動したくない場合は、グループポリシーを使用して、[インストール後にMicrosoftチームが自動的に起動しないようにする]ポリシー設定を有効にできます。このポリシー設定は、[ユーザーの構成\ポリシー\管理用テンプレート\ Microsoftチーム]にあります。

チームがインストールされる前にこのポリシー設定を有効にすると、ユーザーがデバイスにログインしたときにチームは自動的に起動しません。ユーザーが初めてチームを起動すると、次にユーザーがデバイスにログインしたときにチームが自動的に起動するように設定されます。ユーザーは、チーム内でユーザー設定を構成することによって、自動的に開始しないようにチームを構成できます。
チームが自動的に起動しないようにこのポリシー設定を有効にしても、Microsoft Teamsのアイコンがユーザーのデスクトップに表示されます。
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このポリシー設定は、Office 365 ProPlus(またはOffice 365 Business)の以下のバージョンをインストールまたは更新している場合にのみ適用されます。
毎月チャンネルのバージョン1906以降
Semi-Annual ChannelまたはSemi-Annual Channelのバージョン1902(Build 11328.20368)以降(対象)
このポリシー設定を使用するには、2019年7月9日にリリースされた管理用テンプレートファイル(ADMX / ADML)の少なくともバージョン4882.1000をダウンロードしてください。
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Office 365 Businessを使用している場合
または他の理由でグループポリシーを使用できない場合は、レジストリのHKEY_CURRENT_USER \ SOFTWARE \ Policies \ Microsoft \ Office \ 16.0 \ TeamsキーにPreventFirstLaunchAfterInstall値を追加できます。PreventFirstLaunchAfterInstallのタイプはREG_DWORDであり、インストール後にチームを自動的に起動させたくない場合は、値を1に設定する必要があります。
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